瀬戸川模型工房のブログ

東京・練馬で鉄道模型専門の模型工房をやってます。主に工作日記と乗り鉄・取材の日記を載せてます。お問い合わせはこちらです。https://tomox14.jimdo.com/

2013年05月


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キハ40 2093

今まで作った岡山色よりも、ベースのアイボリーがグレーに振ってます。塗料を作り直しました。(カラになったので)
もっともしっくりくる色合いになったと自負してます。
この岡山のアイボリーは光線によってグレーに見えたりベージュに見えたりして大変厄介な色です。そしてデジカメそのもののカラーバランスや、それを観るディスプレイの性能によっても全く色合いが異なってくるので困りものですね。
とくにこの青のラインは藤色に写ったりスカイブルーであったりと、様々な解釈を生む色でもあります。
デジカメの不得意とする色なんでしょう。

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全面のバーコードはPCプリンターでクリアでカールに打ち出したものです。太さを0.5ミリにするのに苦労しました。青い「WEST JAPAN」はくろまやさんにリクエストしたら製品化してくれたものです。注文を出しても一年以上かかると言われていたのですけど、もともと色違いで製品があったので、色を青に揃えて販売してもらった次第です。
くろまやさん、いつも我儘聞いてくれてありがとうございます。

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キハ47 1022

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キハ47 18 ことぶき色

バーコードの上に白のJRマークとWEST JAPANです。
この特徴であるグレーですけど、昨年夏に津山で観察したときには、すこしブルーが入っていたので、僕はブルーグレーにしています。このデジカメ(i Phone5)だとより青っぽく写りますね。LEDライトであることも要因かしら。
僕個人として、このことぶき色は一番好きなカラーリングかも。
うーん、ことぶき色四連ってのもやりたくなりましたね。

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キハ47 1128 ことぶき色

こちらはノーマル?な感じですけど、やはりブルーグレーの太帯がボディーを引き締めてます。
雨樋が茶色であるのもいい感じですね。

これら岡山色を塗るときに、ダークグレー、アイボリー、青、茶、オデコのダークグレーと塗っていくのですが、下地をダークグレーにして、アイボリーの向こう側の奥まった色合いや深みを意識してます。
また、本来ならマスキングの面積の少ない青や茶から塗っていくのが定石ですけど、車体の裾や雨樋だけをマスキングするのは結構難しく、そしてラインが曲がりやすくなるというものです。
ここまでくるのに何度も失敗してますので、前回の岡山14両生産のときから、意識して順番を変えてます。

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今回は岡山色普通色のキハ47ー0が作れませんでした。
どうやら僕の住んでいる地域や関西ではKATOのキハ47-0(T)が欠品を始めてます。
問屋にも在庫が無いそうで、次回生産をまたなくてはならない雰囲気になってきました。
もっとも、TOMIXに今後移行していく僕には関係ないのかもしれませんけど、でもついついKATOの製品を買っちゃうんですよね。

このような塗替え工作の依頼を受けてます。
ご希望の方やご興味のある方は、このブログの僕のプロフィール欄にメールアドレスがありますので、ご一報くださいませ。
よろしくお願いします。



前回まででライトユニットの作り替えを考えてきました。
このライトユニットはうまく組み込めたときにはストレスなくボディにハマるのですけど、何故か下回りを組み込むときに、うまくハマらずにスカートが浮いたようになったりします。
今回はその原因を考えつつ、組み込みやすく作りやすいライトユニット改造を考えてみました。

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というわけで、キハ48を一両唐竹割りしました。断面をわざわざ赤く塗るところがニクいでしょ。
このカットサンプルで各部の”当たり”を見てみます。

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これは旧ライトユニットを組み込んだ時の上回りの画像です。
丸印にあるテールランプ導光材が下にのびてまして、これは製品がLED化されたときになくなってます。
下回りを上に上がってこないようにするためのストッパーみたいです。

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下回りを組み込んだとき、すでに上手くハマりません。
△印のはめ込みが下に落ちてしまい、ライトユニット自体が下回りのハメを悪くしているようにみえます。
×印のダイオードが外れるとライトが不灯になります。また丸で囲った部分の接触不良も不灯の原因。
しかしここのテンションを強めにすると、下回りがはまらなくなります。

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前述の導光材の伸びですが、上手く組めた時にはストッパーとして活躍しますけど、上手く組めない原因にもなりますので、カットしてしまってもいいのでは?と思います。

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今度は現行のLEDユニットを組み込みました。
丸印のテンションで接触不良が起こります。
また、ヘッドライトの導光材との当たりに半円形の黒いカバーがついて、導光材に光が集中し、運転席内部に光がもれないように工夫されてますけど、逆にあのカバーが組み込みの邪魔になったりします。
僕はこの半円カバーを外してます。しかし導光材とLEDの当たりが半分なので元々暗いのです。

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”その2”で作った改造ユニットを入れてみますと、下回りから来る電極にハデにあたってしまい、上手く組み込めませんでした。それに抵抗が助手席側の窓から丸見え。これはみっともない。
そこで電球色LEDとチップ抵抗が届きましたので作り替えです。

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さっそく作ってみました。これは旧電球ユニットを改造したものです。
3ミリ砲弾型の電球力LEDに470Ωのチップ抵抗です。基盤を作って組んでいないので半田ゴテの先であちこちユニット本体が溶けました。
留意する点は上の画像の丸印である、天井側の合わせ部分に障害物がないようにすること。
そして元々ユニットに使われていた電極を取れないように半田付けして使用していることです。

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スッキリ組めます。下回りから来る電極との当たりの形を念頭にいれて、ユニット側の電極を前にだしたり引っ込めたりする必要があります。
でもカットサンプルを作ることでイメージしやすいですね。ちょっともったいないけど。

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数値的に1cd(カンデラ)ほど光量は少ないのですけど、まったく問題ない輝きです。
ちなみにこの盛岡色はこの前作った新作です。TOMIXで作ったものと、ヒケは取らない出来かな?
テールランプもこの電球色LEDに替えましたが、これは交換の必要がないかもしれません。
ということはやはりKATOのヘッドライトが何故暗いのかは、導光材に光源が半分しかあたっていないことも大きな原因だと思うのです。(テールランプはしっかりあたっているのでさほど暗くないのです)
その半減した光をLEDの光量でカバーするという今回の試みでした。
今後僕の作品にKATOからの改造は少なくなると思いますけど、手元にある僕自身のコレクションは全てKATOですので、いい勉強になりました。やっぱりKATO好きなんです。安いし。
そして前回のブログの通り、テールランプの大きさを変える工作が上手く行けば、僕のKATOのキハ40系改造はいよいよ集大成に向けた準備が整うことになります。
ではまた。


PS ヤフオクで出品していました広島色、豊岡色の御落札、どうもありがとうございました。


僕の手元には常にKATO(以下K)とTOMIX(以下T)のキハ40系があります。
それら二つのメーカーの製品はそれぞれに特徴があります。
Kはプロポーションがいいですね。でも48-1000(1500)がラインナップになかったり、極寒仕様形式がなかったり。
Tは組みあがりがよく、ライトもよく光り、ラインナップも充実してますが、お値段が金ラベルだけあって高め。
改造していて思うのは、Tの方が圧倒的に塗装の塗り分けが容易で、テールランプとタイフォンカバーの着脱可能というのは大きなメリットです。
テールライトケースがスリムだし。でもなんか雰囲気が・・・
どうしても僕は”顔”に関してだけはKの方に軍配を上げてしまうのです。
そんな二社の製品の、とくに重要な運転席面を拡大して比較してみましょう。

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白がKで、緑がT社のキハ40です。緑の方は手すりが交換されてますけど気にしないでください。
またホイッスルカバーがシャッターの小なのでそのあたりの比較もナシで。

並べて比較するとTの方が高さが足りないのか、Kの方が面長なのか、ですね。
そして気持ちだけ緑の方が幅広な気がします。
あとの細かいディテールの位置はほとんど差異がありません。

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もっとも大きな違いがライトケースの大きさです。
Kはヘッドが小さく、Tはテールが小さいです。逆に言うとKはテールがデカイし、Tはヘッドライトがデカイ。
僕の主観ではヘッドはKでテールはTだと言うことないような・・・

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前面ガラスと貫通扉の幅の比較です。ほとんど同じですけど、ほんの少しTのほうがガラスもドアも大きく感じます。
でもTのガラスパーツをKに組み込むという実験をしてみたらドンピシャ!で入りました。
ということはどうやらこの違いは錯覚かもしれませんね。

(前面ガラスパーツが入る・・・すなわちTから補修パーツとして購入することができれば、Kの車両で欠損が起きた時に使えるかも・・・。 ちなみに僕は責任持ちません。)

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先日米子で撮影してきた実物の画像を縮小して比較してみました。
まずはK。
恐ろしく精確に模型化されてます。各箇所のモールドの位置に狂いがありません。
ガラスパーツが入るため、開口だけはやや大きめですけど、一見して非の打ち所がないのです。
でもやっぱりテールのケースが肉厚ですねぇ。ヘッドも肉が・・・

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同じ写真を同じ縮尺でTと並べてみました。
すると顔がやや膨張しているようにみえます。
窓ガラスがKより少しだけ大きいことが実物を介してもさらにわかります。
また、実物の写真を上に乗せてみると、車体幅の表現が幅広になっているのがわかると思います。
ん?ヘッドライトはTの大きさの方が実物に近いかも。
そしてテールはTがドンピシャですね。
その他モールドの位置も全く問題なし。


やはり予想通り、甲乙つけがたい結果になってます。
車体長などのサイドビューは今回は無視しました。だって実車の長さの正確さを模型で体感するのは難しいからです。そりゃ模型で5ミリとかの違いがあれば別ですけど。それよりも車体間距離を縮める工夫をしたほうが、より実感的な効果が得られますよね。
でもそれにこだわると、小半径のカーブで問題が発生するし。
ですから僕は現行のTNカプラー化ぐらいまでで充分と判断してます。

さて、まとめです。
Kの車両でより実物に近づけるなら、ライトケースの肉厚をどうするか、ですね。
Tの車両は全体のバランスなので弄りようがありません。が、TNカプラーやスカートをなどが、全体の顔を引き締めているので問題なくかっこいいと思います。
なんせ組みあがりが素晴らしいし、ライトなどは文句の付けようがありません。
僕は今後は西日本更新車を発売する勢いからもTのキハ40系改造にシフトしていこうと思ってます。
ただ手元にあるKも捨てがたいし、やっぱりKも好き。
というわけで

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Kのテールライトケースを削り落として新工作に挑戦します。

つづくー。


注意: この記事は特にどちらのメーカーが良いとか、の批判をするものではありません。
あくまで個人の主観に基づいたものです。
二社の製品に対する敬意についてを欠くものでは決してありません。

あれ?なんで二社なんだろ?もう一つは・・・・実は持ってないしー

昨日に引き続き、ヤル気が出ましたので、今度は旧式の電球を使ったライトユニットをLEDにしてみました。
この旧式はワンタッチで車体に組み込める特徴があるのですけど、どうも下回りとの”合い”が悪く、一旦外すとキチンと下回りが戻らなくなることがあります。
また、取り外す時に銅板でできた接点を壊しやすいのと、両サイドにあるダイオードがすぐに外れて不灯になりやすいのが欠点ですが、現行のLEDよりも光が強いのがいいですね。
消費電力のことと、光の広がりのことを差し置いたら、この旧式も捨てがたい味があるのです。
が、LED化しちゃいます。
というのも、ダイオードを無くしたユニットが2,3あるので・・・・・

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まずは銅板と電球、ダイオードをとってしまいます。
この斜光ユニットも兼用したボディーから、現行のLEDユニットのための斜光パーツを何度作ったことか・・・
LEDユニットは販売してても、斜光パーツはどのASSYにも含まれないんですよね。

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裏の上下二箇所のミゾをやや広げます。また必要と思われる部分に穴やミゾを増やしておきます。
この辺は組みながら考えました。(いいかげん)

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ユニットの横に抵抗を入れました。抵抗値はたしか470・・・ぐらいかな。適当です。

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き、昨日作った治具が活躍しています。しかも両面テープの部分だけで。

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一応完成。はや。
使ったLEDは昨日と同じ白色のNSPW300DSです。余っていたんで。
回路は現行のLEDユニットと同じです。抵抗値が違うけど、ま、大丈夫でしょ。昨日より大きいから。

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この絵は手前が上部ヘッドライトです。マッキーの茶色で塗りました。よく光るのでしっかり塗っても平気です。
下回りとの接点にハンダを盛ってあります。
LEDのハンダ付けって、そんなに思うほど難しくないですよね。熱にもある程度耐えれます。

さて、実験。

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下回りとの合わせを何度も確認しながら組立ました。あまり余裕がなかったので、下回りにある端子の後ろ(運転席とデッキの仕切り壁に当たる部分)を切り落として、端子が前後に触れるようにしました。
よく光ってます。
マッキーで強めに塗っても光が負けていません。
抵抗値が本来の数値の倍でも問題なし。

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テールは白色のままでこの赤がでます。もちろんクリアレッドで塗ったり赤い高輝度LEDならさらに問題なし。
ただこの画像でお分かりの通り、影に注目。
下側から光が漏れて、影を照らしてます。
これを防止するために、製品では黒い遮蔽がLEDユニットには付き、旧製品には真鍮板が設置されてます。
光量は申し分ないので、これを防止するには、今回改造したユニットの下側に黒テープでも貼っておけばOKでしょう。絶縁にもなりますしね。

さて、今回は旧製品のライトユニットを手軽にLED化することを目指しましたが、抵抗がドカンとデカかったりしてスマートではありませんし、相変わらずマッキーで塗っていたりしてました。
次回は抵抗をチップにし、LEDを電球色のものをつかってスマートに行ってみようと思います。
もう通販で注文しちゃいました。ではまた。



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えー、もちろんキハ40系のことです。
僕はキハ40系の製作のことばっかりでこの一年を過ごし、とうとう一年間で120両を越えるキハ40系改造を達成しちまいました。
仲間からは○チガイ扱いされてますけど、僕がこの形式が好きなのと、オークション出品したりして楽しんでいるので、何と言われようとキハ40系オンリーです。

ま、最近ちょっと飽きて来た・・・・けどTOMIXから今度西日本更新車が発売されるし、当分この流れは止まりそうにありませんね。

で、今回の改造は以前から気に入らなかったKATOのLEDライトユニットの暗さです。
生産ロットによって多少は違うのですけど、なんでしょあのしょぼいヘッドライトは。
テールランプはまだ許せます。でもヘッドライトは・・・・しかもただでさえ暗いのに黄色っぽい。
たしかに当時は電球色LEDなんてなかったし、白色でも高価でしたから、仕方ないのですけどね。
というわけで手元にあった白色LEDに交換してみました。

使ったのはNSPW300DSという3ミリ砲弾型白色LEDです。手元にありました。
ネットで先輩方の記事を読んだら、全くの同形式のLED。
ではまずは取り外し。

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いきなりかまぼこ板を削ります。はぁ?ですね。

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要するにこれがやりたかったんです。治具作りですね。
工業系出身なのでこう言う事には手間を惜しみません。というかすぐに段取りを考えてしまいます。
板に回路なんて書いちゃって、取り付けミス防止!ですよ。
そして・・・・・

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使ってないんかい!

セット出来たのはいいけど、古いLEDを引き抜けなかったのです。
結局有効だったのは両面テープだけかよ。

で、まあ、取り替えてみました。

ビフォー

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アフター

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なんということでしょ~ (声: 加藤みどり)

有り余る光量にフレアがおきまくってます!
この実験は公平を期すために同じ電圧でのテストです。

組み込んで比較しちゃいます。

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デジカメのオートバランサでちょっと差がわかりにくいかもしれませんけど、フレアの立ち方でお分かりのとおり、明らかに差がでます。
これはLEDだけを替えたのですけど、ここに定電流ダイオードを加えれば、低電圧でも点灯が可能になるし、コンデンサーを入れればちらつきの防止にもなるでしょう。
でもこの工作だけでも十分だと思います。

このLEDは白色なので、LEDをクリアオレンジで塗りました。
マッキーの茶色でもいいと思います。
もっとも、電球色のLEDにすればもっといいでしょうけど。

ついでにテールランプのLEDも交換しましたが、効果はありますけどそんなにテールは光らなくていいかも、と思いました。
ちなみにテールのLEDは白色のままで十分赤っぽく光ります。赤のLEDで高輝度で安価なら替えてもいいでしょうね。

さて、次回ヤル気があったら、かつての電球バージョンでのライトユニットをLEDに替える工作をやってみようと思います。









晴れたので男鹿線と五能線の写真を屋外で撮影しました。

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マスキングラインがばっちりです。ある意味当たり前かもしれませんが。
こんな回送列車の写真を見たことがありまして、兼ねてから五能線だけではつまんないと思っていたのです。

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五能線のほうは屋根を塗り、オデコを凸状にしました。あとボディーに塗装の甘いところが数カ所あったので、タッチしておきました。床下は塗装をしていません。
タイフォンカバーにも塗り分けを施しました。
十分かっこいいですよね。

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男鹿線は前回のブログの通りです。TNカプラーには色差ししたものが付けてあります。
床下が濃グレーで統一してあります。

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五能線とのクリームの違いですが、ほんの少し五能線の方が肌色になってます。
男鹿線のクリームも、こんなに白くはないのですけど、この写真はその違いを出すために撮影しました。
ま、許容範囲じゃないでしょうか。

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これで自信がついたので、そのうちキハ40を手に入れて男鹿線色に塗り替えようと思ってます。
T車2両ですので、M車のキハ40を増備して、これら2両と組み換えれば面白いでしょう。

この男鹿線2両はそのうちヤフオクに出します。

前々回の豊岡色ですが、先行で3両を出品いたしました。
みなさまどうぞよろしくお願いします。

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最近よくTOMIXのキハ48を種車に改造することが多くなりました。テールランプのモールドやタイフォンカバーが取り外しできることは塗替えに大変有効です。
そして手元に五能線セットがありまして、それならば男鹿線色も作れないかしらと、おもむろに緑に塗ってしまいました
(上の画像は一昨年、五能線と男鹿線を乗ったときのものです。)
青と緑の違いなら、五能線セットをマスキングして、青から緑に塗り替えてしまえば・・・とおもったのですけど、クリームの”ヒゲ”をのこすのが大変そうなので、緑から塗って、後でクリームを吹くことにしました。

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なんせ手本が現物であるのがいいですね。
しっかりマスキングテープを切り出しして、位置も確認しやすいです。
普通はクリームから塗るのでしょうけど、肝心のヒゲが曲がったらアウトですから、マスキングテープの幅が広い緑を選んだわけです。
しっかりテープを貼って、まずはGXのホワイトを吹きます。もう定番の下地処理です。

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この男鹿線はボディーについている手すりをパーツに交換しました。若干の吹き込みがありましたけど、それは軽く修正します。肝心のヒゲが上手く行ったのでOKです。
緑14号はファルべのものをストレートに、クリームはファルべのクリーム10号をベースに白やらなんやらを調色しました。そのまま使うと肌色がキツいように思えたからです。
でもこのあとTOMIXの五能線と並べてみると、やや白くなってます。
これは下地のEXホワイトを隠ぺいしきれずに出たものだと思います。でも、TOMIXの五能線自体がやや肌色に振っているので、これで良しとしました。

下回りを以前作った「盛岡色」と同じように塗り、早速五能線と並べてみましょう。

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この写真ではクリームの違いが分かりませんね。
これらのタイフォンカバーを塗るのが一苦労で、マスキングしても結局は筆で修正しなくてはなりませんでした。
五能線の方も色を入れてます。
ヒゲの幅は0.4ミリです。これならクリームから塗ってもいいかもしれません。
Hゴムは黒にし、屋根をガイアのダークグレイ。屋根上機器はそのままぬらずにして色の違いを出しました。
タンクの手すりも省略しました。どうも引っかかってすぐに塗装がハゲそうでしたので。
でもこれで男鹿線も納得できるものができると分かりました。
こんどはキハ40ー500Mあたりで作りたいですね。なんせこの男鹿線の2両はT車なんです。
次回はこの4両を編成にして、東能代あたりを走る回送列車にでも仕立てて撮影します。



先日ネットをウロウロしていたら、キハ47豊岡色の四連の画像がありました。
普段はせいぜい2両でしか見てなかったので、そのかっこよさにちょっと作りたくなりました。

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どうせつくるなら、と前面のホイッスルカバーをスリット(大)に交換してます。
この豊岡には47-1,2,5番などが在籍してまして、それらはスリットなんです。
僕がこのキハ40ばかりを作るようになったのも、この豊岡色に出会ってからというものでして、山陰日本海の風景にマッチしたこのカラーは、ここを旅した人には好印象に映っているのではないでしょうか。

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スリットが小さいものもあるみたいで、そのへんの違いも出してみました。
これはキハ40でして、この色は3両しか居ないみたいですね。

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で、4連にしてみたのですけど、ちょっとカッコ良くないですか?
最近は前面をTNカプラーにしてないのですが、先頭だけでも変えたらますますいいかも。

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原型でベンチレーターのあるこのタイプの方が僕は好みです。
この豊岡色はこの四両の他にキハ40も2両塗りましたので、そのうちヤフオクに出品したいと思います。



そして新たな挑戦は・・・・

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緑14号で塗ったTOMIX キハ48 2両です。
これで男鹿線に挑戦しようと思ってます。
すでに手すりも付け替えてます。
手元にある五能線色を参考にこれからマスキングですが、この五能線色との回送運転などもかっこよさそうだったので挑戦してみます。
これでうまく行ったら、キハ40-500での男鹿線色、五能線色にも挑戦です。


* 前回の日記の広島色「急行つやま」はヤフオク出品いたしました。どうぞよろしくお願いします。



なんとなく広島色が塗りたくなったので(というかもうすぐTOMIXから更新車が発売されるというのに)、原型の広島色を四両作ってみました。

キハ40 2122

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床下をねずみ一号で塗りました。屋根はガイアのダークグレイ。こっちの方がノリがいいですね。
TNカプラーにもせず、手すりも交換してないお気軽工作です。
この広島色は雨樋も屋根と同じグレーであるところがミソ。TOMIXはちゃんと塗ってくれるのかしら。

キハ47 1507

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変わり種の1500番台です。台車はDT44風。(漫遊のキハ48についているヤツね)
この床下がグレーだったから、前述のキハ40もグレー床下にしたんかい!ってとこです。
ちなみにこの床下は製品のままですので、ねずみ一号よりちょっとだけ濃いです。
現在は3500番台になっちゃったのかしら?

キハ48 1004 (動力)

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暇を見つけてはゴソゴソと1000番台に改造してました。
トイレ窓埋め、小窓開口、屋根は切り継ぎしてつるんつるん状態にしてから、角形ベンチレーターを取り付けました。
妻板の延長はプラ板でやってつなぎ目消し。結構手間でしたけど、今まで散々KATOのキハ47で更新改造してきたので、あんまり悩まずにやれました。
動力はキハ47から取ってきましたので、座席の配置が違います。ま、いいや。

キハ48 5

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こいつは塗替えだけです。床下がグレーってのは、この広島色にはよく似合うみたいですね。
こうなると急行「つやま」の復活です。

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快速「ことぶき」と対して変わらんのに急行料金をとったと言われて、あんまりよく言われなかった最後の昼行急行です。津山線にこの色が走ったのはカッコよかったでしょう。
1004に動力が仕込んであるので運転できます。

となると、更新後の岡山塗装車とも組み合わせしたくなりますね。

キハ48 5 (6)

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以前岡山色を大量に製作したときに作っておいたものです。
48-5と6の二台を作ってあります。でもやはり1000番台が欲しくて今回の1004を作ったのですけど、根性が続かなくて更新車にしませんでした。

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ピクトリアル誌の2008年8月号のカラー写真にあった編成を真似てみました。
これもまた良し、ですね。
しかし今日はピーカンな天気だったので、いつにも増して岡山色が白っぽく撮れてます。
これら5両はヤフオク出品の予定ですので、岡山だけでも撮り直ししなきゃいけませんね。
んー、その前に岡山の床下も塗替えか?
ま、それは気が向いたらってことで。








ってなわけで新潟色の塗替えが完了いたしました。

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バーコードの塗り分けもスッキリです。マスキングラインが自然になりました。

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今回は下周りを濃グレーで全て塗り、TNカプラーへの色差しも行い、そして軽くウェザリングが施してあります。
この画像ですと全体的にいつも青っぽく写るので、ホワイトが真っ白になってますが、模型の現物はすこし柔らかい白になってます。
この新潟の塗り分けはバーコードが大変に面倒ですけど、今回の塗る手順は正解でした。
これならKATOが種車でもいけそうです。(ただしホイッスルカバーは切り取ってパーツを貼った方がいいでしょう)

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盛岡色と赤鬼もスッキリと完成しました。
これをKATOで作るなら、やはりホイッスルカバーは後付けでしょうね。ただ、テールランプの表現がKATOは大きいので、赤のラインがちょっとイビツに見えるかもしれません。

というわけで今回はこの四両でした。

キハ40系列の塗替え、小加工、小工作を承っております。
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そこにメールを送ってくださいませ。
尚、タイトルには必ず「模型工作」と書き込んでください。
よろしくお願いします。

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