瀬戸川模型工房のブログ

東京・練馬で鉄道模型専門の模型工房をやってます。主に工作日記と乗り鉄・取材の日記を載せてます。お問い合わせはこちらです。https://tomox14.jimdo.com/

2013年09月

日曜日にサークルの運転会がありましたので、そこでここ最近の工作車両を並べて撮影しました。

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高岡第二期色車両群系14両です。キサハがここに2両加わります。まるで高岡車両基地。
壮観ですね。

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今週ヤフオク出品予定のキハ40ー500 男鹿・五能色。
これにオプションで屋根上冷房装置をプラスできるようにします。
男鹿色は手すり交換バージョン。

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東北のキハ40ー500、冷房改造車。タラコ色復帰バージョン。
タラコをオリジナルの発色のいい塗料に塗替えてます。縦ドイ&冷房配管パーツはバルディ・ローズ製。

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エーデル・北近畿色に塗り替えたキハ58-7301。
ピンク?のラインをマイクロエースに合わせたのですけど・・・・ちょっと濃くなってしまったかも。

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前回のブログでは見せてなかったキハ48復活急行「ちどり」の1004番と正面の画像です。
正面の左側だけテールランプケースを真鍮パイプに替えて、KATOの欠点を補ったものです。
あんまり効果ないかな。w 
1004番の後方の小窓はくり抜いて作りました。

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キハ85ワイドビューひだ の高輝度LED化。
うーん、ついでに車内灯もLED化しちゃいたいところですね。効果バツグンと自画自賛です。


この運転会ではヤードの往復だけして走行テストを完了しました。
これらは五能・男鹿を除いて全て工作のご依頼品です。
塗替えだけでなく、LED化とかもやってます。
仲間から好評を博しました。

最近ブログのアクセス数が増えてきて、とても励みになります。

これからもがんばりまーす!








先日発売されました、TOMIXの西日本更新車を塗替えしました。
トレインボックスもこのワインレッドを限定販売し、オークションなんかでは高値で取引されてますね。
やはりこの色、かっこいいですもんね。

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この色のキハ40は3両います。現在タラコに塗り替えられていなければ、の話ですけど。
今回は2007、2008を塗りました。
いやー、今までルーバーを埋めたり窓枠のモールドを削ったり、屋根をつんつるてんにしていたのですけど、もうその必要がない!というだけでも天国のようです。
しかも最初からTNカプラーだし。(あたりまえ)
よく見ると前面ガラスのデフロスターが表現されてませんので、さらによいですね。

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肝心の更新窓もスッキリした薄グレーです。
現物はシルバーのくすんだ感じですが、ま、いいのではないかと。
この塗替えをするのにIPA温水プールにヒヤヒヤ気分でドボンさせたのですけど、なかなか広島色が落ちてくれませんでした。
ボディーを劣化させるギリギリで引き上げました。

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僕はトレインボックスの赤に近いワインレッドではなく、登場時の濃い目のワインレッドが好きなので、この色にしています。
もしトレインボックスに近づけるなら塗料を作り直しですね。ま、こんどもしそういう依頼があるなら、トライしてみましょう。

近々2007の方をオークションに出します。(T車です)
その時は宜しくです。

なお、工作依頼は随時受け付けてます。
このブログのプロフィールに連絡先とその方法が記載してありますので、御連絡くださいませ。


八月の末と九月の初旬に特別に復活運転した急行「ちどり」を作りました。
種車はKATOのキハ48です。



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屋根はキハ48からつくりました。タンクの部分は切り取ってプラ板の積層です。

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元ネタが何かわかりやすいですね。
本当は東北の48ー1500番台を量産するつもりだったのです。
わざわざKATOでね。なんせ漫遊セットかって余剰でしたので。

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妻板の屋根までの延長もプラ板です。よって屋根は接着されてます。

急遽この復活ちどりが決まって、東北行きが広島車両になったわけでして、これまた西日本更新されてますので、ルーバーを埋めたりタブレット保護板を削ったりしたのです。

そしてできあがりました。


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実物は見にいけなかったので、ネットで画像や動画を参考にしました。
手前のキハ48-4のホロ台座はKATOのキハ30のものを改造してつけてます。
TNカプラー化および高輝度LEDです。
塗料はファルベのクリーム4号にオリジナルの赤11号。
実物がラッピングでこの赤を表現してましたので、この模型もくすんだ色にせず、スカッとした色合いを心がけました。

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更新窓枠はおなじみキッチンのパーツです。
ナンバーのレタリングが実物は現行の西日本の文字フォントになってますけど、まだインレタなどが製品化されてないため、国鉄書体のものにしました。
なかなかこのキハ48にこの急行色は似合ってます。
一般色に塗り替えられたキハ48(東海とかにもいる)よりも旧国鉄の雰囲気が出てます。
この辺はキハ48を選んだところに正解があると思います。

今回はKATOでつくりましたけど、キハ48の1000番台を作るのがやや手間です。
TOMIXを種車にするなら、台車の交換が必要になりますが、更新化の工作は同様に必須となります。
ただ、TOMIXの方が更新化しやすいイメージがあります。
屋根の穴は丸棒を突っ込めばいいし、側面もモールドが浅く表現されているので、削り易いし埋めやすいのです。

次に御要望があれば、TOMIXで作りたいですね。
あ、もちろん現在発売中のキハ47やキハ40広島からの改造はしませんよ。トーゼン!



7月あたりから作り続けていた旧高岡色の気動車が一部を除き完成しました。
まだ完成していないキサハ2両を含めて、合計24両。
モー当分このカラーリングは見たくない!ってぐらいやりました。
ではお客様のお手元に渡る前に恒例の写真撮影。
今回は天気がいいので屋外撮影です。

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高岡第二期前半色 キハ58-1016、キハ28-2412
28の給油口が埋めてあります。前面のバーコードと白ラインの上の極細黒ラインなどはお客様の特製デカールにて。

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高岡第二期後半色(バーコードと薄グレーがない簡易バージョン) キハ53 1003
ボディ改造はお客さまによるものです。

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更新改造キハ47-25,1029
KATOからの改造です。スカートのイエロー塗装が難しいのです。

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同じく更新キハ40ー2135。 なかなか似合いますね、このカラーリングも。
ありゃ、窓パーツの銀メッキを落すの忘れてるわ。やり直しー。

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今度は未更新の キハ40-2136

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同じく未更新 キハ47-1011
僕の作るキハ40系KATO改造は皆高輝度LEDに換装してます。

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キハ28-2350、2351、キハ58-468、795
28-2351は初期車のため助手席側のテールランプは初期のものに交換してあります。

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こうやって一同に会するとなかなか壮観です。
マスキングはそんなに問題はないのですけど、デカール(特に黒の縦ライン)が意外と面倒でした。
苦労したけど、お客さんが手に取って喜んでもらえたら何よりです。
東北の復活タラコと男鹿線、五能線もあと少しで完成。
たぶん、次回は高岡第一期色になると思われます。
スカイブルーにピンクの斜めラインのヤツです。

でもそれまでにお休みを少しいただきました。
別のお客さんからのTOMIX更新塗替えもしなければいけません。豊岡色(播但色)のキハ40です。
同時に僕も出品用に塗ります。
得意な色なんで安心ですけど、広島色の塗装痕をいかに消すかがポイントになるでしょう。
みんなちゃんと消せているのかしら?

先日、TOMIXからキハ40系西日本更新広島色が発売されましたね。
僕も数量購入し、早速塗替えしようと思っています。でも今作っている工作も仕上げなければなりません。
そして何故かKATOのキハ47を更新化している最中なので、いささか時代の流れの真逆タイムリーネタで「更新窓枠パーツの貼り方」を少しだけ御披露します。

用意するものは下記画像。

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更新窓枠はキッチンのものです。もう60両分は使いました。あはは
特にこだわっているのはボンドです。
この速乾アクリアというのはホームセンターに売っていますが、なかなか使い勝手がいいのです。
乾きが早いし、糸を引かない。塗り易くて、剥がし易い。
着くと割りと強固です。乾くと透明になります。
従来の木工用ボンドとはなんかちょっと違う気がします。エチレンがプラスされていることが、なにか影響を与えてるのかも。
一応水性でして、これはコニシの木工用ボンド(エマルジョン)でもいいかもしれません。

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ボンドを極少量出して、それを爪楊枝の先に着け、窓枠パーツの裏面に点々と置いていきます。
ボンドを出しすぎると、さっさと表面が乾いて塗りにくくなるので、こまめに少量に抑えておいたほうがいいです。
どんなことでもそうですけど、接着剤は適量適所が基本で絶対の条件ですね。

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窓枠を車体の両端にまず接着します。乾くまで数分も要りません。
ずれても直せますし、はみだしは乾ききる前に爪楊枝でコシコシすればとれます。そこがいい。
ACCですと失敗したら表面に残りますし、ゴムボンドを溶液で解くやり方も試したのですけど、最終的にはこのアクリアというボンドに落ち着きました。
そしてまっすぐ貼るコツはご覧の通りです。
スケールをマスキングテープで両端の窓枠をガイドに車体に仮止めすることです。
そうすれば窓枠のラインの下線が揃いますね。
後はスケールをガイドに残りの窓枠を貼っていくだけ。かーんたん。
当然スケールがまっすぐに仮止めされていないとダメですけどね。
そんなにしっかりとテープ貼りすることもありません。
窓枠にボンドが沢山ついていると、スケールをはずす時に泣く羽目になります。

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ここで、このキッチンのパーツでカトーのボディーを更新化するのの最大の注意点です。
この小窓ですけど、キッチンのパーツはややカトーの小窓よりも幅が広いのです。
ですから、上の赤丸のように、両サイドをテーパーカットしておくと、はみ出したボディが目立ちません。
テーパーではなく窓枠パーツにあわせた大きさまで開口してもいいのですけど、後でクリアの窓パーツをはめたときに隙間ができます。
でもクリアなら隙間の方がより目立たないかもしれませんね。
TOMIXのボディーではそんなに酷くは目立ちませんが、カトーボディーならばこの加工は必須です。

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てなわけで片面貼れました。
ま、この高岡二期色は塗りわけのラインがあるので張りやすいですね。
でもタラコとか播但だったらこのスケールでガイドを仮設する方法は有効です。
そしてこの窓枠の接着力を最終的にフォローするのは、ちょっと厚めに吹くクリアーですね。



多分僕ももうこのキッチンのパーツを使って、更新化工作をすることが少なくなると思っていたのですが、このネタを狙う以上、まだまだ窓枠を貼らないと!





それは・・・・










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「復活!急行ちどり」です。

もうボディー加工は終ってます。カトーボディーです。
ええもう、カトーしか考えられませんよ。
たとえ1000番台を改造自作したとしてもです。


え?TOMIXの更新化ボディーと更新窓パーツでやらないの?って?
そんなことやったらイバラの道どころか超地雷源の中をBダッシュですがね。

概算すると

ボディ・・・キハ48 500 2両セット
更新窓・クリアパーツ(メーカーから取り寄せできたとして)・・・キハ40を3両分。前面窓も。
屋根・・・キハ47セット分の二枚。クーラーも二個。
台車・・・DT22 T&M 各一組づつ。

そしてキハ48のボディーにあるあの側面窓の一個一個を拡張しなくてはならないのです。
しかも四隅はまーるくね。これをやらないと更新窓パーツはハマらないのは実証済みです。

そんなもん誰がやるかい!w









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