瀬戸川模型工房のブログ

東京・練馬で鉄道模型専門の模型工房をやってます。主に工作日記と乗り鉄・取材の日記を載せてます。お問い合わせはこちらです。https://tomox14.jimdo.com/

2016年08月

これを函館色というべきか否かは別として、以前気になっていた函館所属のキハ40を公開します。
といっても作ったのは先月のことですが、なんだかバタバタしててUPが出来ませんでした。

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キハ40-734です。
元はキハ40-100TOMIXのT車です。
下地を白で塗っておいて、青はキャラクターブルーにちょっと白。緑は蛍光グリーンから作りました。
クリームは白にアイボリーAを少し混ぜた感じで、ほとんど白ですが、グランプリホワイトとはちがう明るさをキープしました。
床下は黒にぬってあります。

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左がTOMIXの製品です。グレーや帯の感じの違いがお分かりになりますか?
でもなんで現物はあんなに色が違ったのでしょう。
噂では指定した塗料は同じものだったそうで、函館だけが違う発色になってしまってます。
気温や湿度の差が出たとか、時機の問題なのか、薄め液の違いとか?
しかし三色とも違いますもんね。

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同じく1700番台の函館色も一両塗りました。
こちらはタンクが蓋です。種車は三両セットのバラシです。M車です。
屋根は未塗装のままです。スカートは塗りました。プライマーにフィニッシャーのマルチプライマーを使いました。

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ご覧のとおり、真ん中がTOMIX製品です。まあ光線の加減もありますが、模型は違いがはっきりと出てます。

今回は塗装に何故か難航し、一旦やり直しをしてます。
ホームページで発売をしますが、なんかイマイチ気に入らない出来なんで、いつもよりちとお安めにしておきます。
9月中旬までに売れなかったらアキバのGM行きとなります。
発売は8/30本日からです。各一両ずつです。

どうぞよろしくお願いします。

瀬戸川模型工房
ホームページの問い合わせよりお願いします。

現在”tomox14”のIDで委託品の中古名鉄キットなどを多数出品中です。
みなさんぜひ覗いてやってくださいね。


さて、気に入らなかった背びれにエッジを利かすのが結構手間でして、アートナイフでこつこつ削るしかありません。

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上の丸ふたつは製品のままで、下の小さな丸が加工後。
これは目に見えた効果は得られそうにもないですね。
ま、のんびりやりましょう。

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から揚げした脚を胴体に戻してみたりしていると、バラストや石膏が落ちてきます。
それを食い止めるために、ラッカースプレー(クリア)でコーティングしておきます。
これでかなりはがれにくくなります。
ちょっとKATOのバラストが大きめだったので、今後の作業中に適度に落としていきます。

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半開きだった顎を切り裂いて、大口を開けさせます。
真鍮線を差し込んでポーズを決めやすくします。

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外観が決まったらさらに真鍮線を差し込んで骨をつくり、そして下あごに肉を付けます。
エポキシパテで肉盛りし、爪でなんとなく筋を付けておきます。
この口の中はしばらく造作しなくてはいけませんので、とりあえず顎は脱着式ですね。
ここからは歯科技工士になるわけです。w

つづく

さて、たっぷり煮込んだゴジラ。
とろとろになるまでやっちゃあかんですね。
これで離型剤も落ちたとして、今度は「ゴジラのから揚げ」です。

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使いますのは溶きパテ(サーフェイサー)とNゲージ用バラスト。
今回はバラストはKATOの明灰色と他社のリアルサンドTR-03です。
まあ色なんてどうでもいいっす。
粒の大きさでTOMIXのバラストはやめました。ちょっと大きすぎますね。

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乳鉢に入れて溶きパテでかき混ぜ、ペーストを作ります。
最初は「盛る」より「塗る」を基本とした粘度がよろしいでしょう。
これがから揚げの”ころも”となるわけです。

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これを筆で塗りたくります。
これである程度つるつるとした表面がザラつきます。
粒の大きいのがKATOのバラストでして、まあフジツボのついた海洋生物って感じですね。
だけど今回のシンゴジラはフジツボが付くほど海にはいませんでしたので、この粒は大きすぎです。
これが鶏のから揚げだったら、さしずめ黒コショウの粒なわけで、食べたらさぞかしスパイシーで美味しいでしょうなぁ。

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乾く前に石膏を茶こしで振りかけます。
まったくもって見た目が唐揚げですね。
色は悪いけどケン○ッキーのドラムみたいですね。
単品で注文した時、ドラムが回されるとなんか損した気分になるのは僕だけでしょうか。
この塗料を塗ったあとの石膏というやり方は、ストラクチャーにコンクリートの肌合いを出したいときの定石工作です。効果抜群です。

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簡単な加工ですけど、効果は見てのごらん通り。
初代ゴジラならばもう十分のテクスチャーとなっております。
でもシンゴジラですんでね。もうちょっと工夫しましょう。
でもまあ、今回のこの工作はリハビリがメインですので、あんまりこだわり過ぎると模型屋のオネーサンのご指摘通り「未完バラバラ」で終わってしまうので、”なにがなんでも完成”が目標です。

つづくー

バラバラにしたシン・ゴジラの画像を近所の模型屋で見せました。
店主は僕が小学生のころからお世話になっているオネーサンです。

「あーあ、こんなんにしちゃって・・・・」

苦笑いしながら顔が引きつってます。

「だいたいさぁ、みんなこうやって高いソフビとかフィギュアをすぐにバラバラにするくせに、いつまでたっても組み立てできずにそのまんまんだわねぇ。」

い、痛いところを突いてきます。

「こういうのは、ほんのちょっと色差ししておくとか、それぐらいでやめとかなあかんわ。一体いつになったら完成するんかわからんしー。」

うう、オフクロみたいなことを言います。
さすが模型屋を長年女手で切り盛りしてます。

「アンタ、仕事はどうするのぉ?忙しいとか言っとったやん。このゴジラなんて売れんでしょう?そんなん作っとるんやったらウチの名鉄7000のキット買って作ってよぉ」

あのホビダスの奴っすか。
それよりお客様の頼まれモノがありましてですねぇ・・・・・

「息抜きばっかりしとったらあかんよぉ。」

耳がぁ!耳がぁ痛いぃぃぃ!


まあ、鉄道車両ばーっかり作ってまして、最近では見るのも嫌になってきましたので、リハビリをしないとなぁ、と思い立ってのこのシン・ゴジラなんですけど、模型屋のオネーサンにはかないませんでした。
くそ、絶対完成させてみせつけてやるぅ!



というわけで、気分を取り直しまして。
えー、今回は新鮮なシン・ゴジラを使った料理です。

ぶつ切りにしたシン・ゴジラの手羽先を加工です。名古屋だけに。でも腕全体だから手羽先じゃないか。
ここだけは今回の新ポーズで形を変えましょう。
BEFORE&AFTER
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僕は実はソフビ工作って初めてなんですが、カッターは通りやすいわ、接着は瞬間接着剤ですぐに着くわで、やりやすいことにビックリです。
ちなみにこの手羽先は肘関節の造形修正を後で行いましょう。

調理に戻ります。

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ゴジラのあら煮です。
五分ほど茹でます。
いいダシがでます。

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鍋に入らない大きな胴体は流しで洗ってアクを取りましょう。
煮出したたの部分も洗います。

そしてよーく乾燥させます。
今度は干物ですね。

つづくー。


勢いあまって叩き切ったゴジラ。
元々ソフビで図体も大きいので、よく見るとあちこちに接合箇所があります。
そこから切断ですね。

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今回一番気に入らなかったのは背びれです。
ソフビの型抜きのためにエッジが丸くなってます。そこをもうちょっとシャープにしたい。
かといってフルスクラッチをするまで根性はない。
とにかく背中部分だけでも分離しておけば、作業はしやすいかなーと。
もちろん手足ももぎ取りましたが、思いっきりポーズを変えるつもりもあんまりないです。ちょっとだけ修正しようかなーという程度。

ただし・・・・

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顔は気に入らないので断頭斬首。
そして下あごを二つに割りました。w

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歯が狂暴でないので全部そぎ落としましたら、入れ歯のない間抜け顔になりました。
これは前作でのT-REXでも思ったのですけど、爪と歯は命です。芸能人じゃないけど。

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ま、どうしましょうかねぇ。

つづく。

えー、ご無沙汰してます。
八月に入って二回も「シン・ゴジラ」を観に行っちゃいました。
基本的にヲタクなんです。で、特にゴジラ系特撮と庵野さんは大好物なんです。
庵野さんに関しては彼が学生時代に作ったフィルムを僕が中学生のころに知ってしまいして(ダイコン3)、それからはずっぽりのヲタク一直線&庵野大ファンなのであります。
そして二回目の鑑賞のあとに劇場で売っているソフビを思わず買ってしまいました。
バンプレストの定価4800円のでかいヤツです。











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いいです。
いい感じです。
これは誰でも買うでしょう!
とくにN天豊橋のS店長ならもちろん買ったでしょう!(しらんけど)
で、しばらく車両工作もそっちのけでシン・ゴジラに夢中でして、このソフビでガオーとかやってました。はい来年50歳ですが何か?

ですが。



なーんか気に入らない。




なーんか物足りないんだなー。






てなわけで、  えいっ!


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まるでアイスラッガーに滅多切りされたバンドンみたいです。(「ウルトラセブン」最終話 参照)
あーあ、やっちゃったーい。


みなさん。
夏は浮気の季節です。
車両工作の納期もせっまているのに。

ごめんなさい。

始まってしまいました。

哀れシン・ゴジラの運命やいかに!


つづく・・・・・と思います。

こんなん作ってました。

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485系ボンネットあおさぎです。
ネットに先達が製作されてまして、それを思いっきり参考にさせていただきました。
運転台は青くせず、ライトケースのヨコの”白い髭”は却下。
あれを塗装していままで綺麗にいったことがなく、インレタが発売されているのですけど逃げました。w
色は合わせてます。(下の画像) 西日本のJRマークとロゴはくろま屋さんのインレタです。
ちょっと白(というかうすグレー)がしっかり発色されたかなーです。
これもエアブラシ塗装の特徴ですね。メーカーのあのモッサリとした発色が・・・できないのはいいのか悪いのか。

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これはキハ58東北色(マイクロエース)を僕のオリジナルの東北色に塗り替えたもの。
下の緑の色がちと違いますね。
マイクロ製品に関しての塗り替えですので、ご面倒でもバラシと組み立てはお客様支給でお願いしました。
で、よくよくこのマイクロのキハ58は塗り替えるのでけど、決してKATOやTOMIXにヒケは取りませんね。
形状がいいと思います。諸処のモールドがはっきりと浮き上がってますけど、その辺は好ましいところです。
また樹脂が強い。
ですから実は塗り替えにも強いのです。
この東北色は5両編成となり、またお客様の模型趣味を楽しませることになるでしょう。

で、現在の電車製作はひと段落したら連載するつもりです。頑張ってます。

ここからはお客様投稿画像~!(ネタがつきたので)

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先日のジェイアール名古屋タカシマヤの「わくわくレールランド」で購入していただいたお客様が、岐阜市の鉄道カフェ「はるか」でRail On!
キハ40東海色伊勢所属です。クーラーが特徴的。
この「はるか」さんで10月、吉本興業所属の芸人さん「タックイン」の三根さんが鉄道トークショーを開催します。
僕もギャラリーとして参加する予定です。楽しみでーす。


お次は「Nゲージ天国 豊橋」様でのフリーランスの共演です。
キハ181系東北色とキハ65ゆぅトピア和倉編成の山峡での出会いですね。
これは僕も見たかったです。なんせ自分の中の二大フリー塗装編成ですから。
こんなん走らせたら、僕も自分とこのサークルで「おおー」とか言われるようになるのかしら。
いや、まずノーコメントだろうなー、あのひとたち・・・・

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お次は最近受注が増えてます五能線・男鹿線です。
ボディ塗り替えは五能線のキハ40のみで、あとは屋根上加工のみを施工しました。
お客様がお作りになったレイアウトがいいんですよ!人間が沢山いてとても活気があります。
どうです?キハ40五能線色。TOMIXのキハ48と色の遜色はどうです?
ま、TOMIXのキハ48は製品そのままなんですけど、青の色がバッチリなんで、製品の塗装抜けの部分はタッチアップさせてもらいました。お客様、気づいてくれたかなー?w
男鹿線の方はマイクロ製品ですが、冷房化させていただきました。

えー、8/10~8/17は夏休みをいただきますので、ご質問などのお問合せにはお答えできますが、お見積りなどの業務は停止しちゃいます。
ご勘弁くださいませ。
青春18切符を購入しましたので、明日は一枚使って名松線を乗り潰す予定です。
これでJR東海管区は完乗となります。
そのまま関西に行き、模型屋巡りします。材料も買ってこないといけませんしね。
ってか隣町が39度を超える灼熱なので逃げるわけです。
それでは皆さんもよい夏を!

瀬戸川模型工房

7月の末日に土日と会場を抑える事が出来ました。
このチャンスにオーバーナイト運転会を開催しています。だいたい年に一回程度しか行われません。
土曜日の夕方から設営を開始し二時間。
メンバーすべてのモジュールが集まったわけでありませんが、大会議室を対角線に使わないと収まらないレイアウトが組みあがりました。

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ストレート部分で7.2m。外周に高架線を配した6編成同時運転の小判型レイアウトです。
(モジュール全部が集まると山や谷なんかもありますが今回は欠席)
久々に海軍基地で寝ていた駅モジュール(空母4隻)も出動の観艦式となりました。
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4隻が合体しますと全長3.2m。搭載編成数9本の我が連合艦隊主力空母です。
古くは赤城・蒼龍・加賀・飛龍。新しくはバルグレイ・ランベア・シュデルグ・ダロルドと言ったところでしょう。
しばらく調整してましたが、なんとかこの運転会に間に合い推参したわけです。
向こう側に見えるのは従来の”電車区”モジュール。(巡洋艦タイプ)
これで在来線の複々線をすべてカバーします。

土曜の夜の運転会では夜行列車の窓から漏れる室内灯が癒しの時間を与えてくれます。
今回の撮影は失敗しちゃったので2年前の動画をUPします。すみません。
E5+E6の18両編成フル室内灯がその小窓の明かりを暗闇の中で流すシーンは圧巻でした。

翌日曜も朝9時から運転会。
今回は”大きなお友達”がメインですので、みんなモクモクと車両を載せては動かします。
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仲間が作ったフルスクラッチのリニアと、エヴァ新幹線はなんと競作になってました。
僕のこのサークルは工作派も多いのです。
エヴァを作っている最中に大手二社から製品化の速報が入ったそうで、それでも挫けなかった二人に拍手。
ロングレール・チキなんかも快走です。

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別のテーブルでは卓上ミニレイアウトが。
よく走りますねー。感心しちゃいました。
この手の小型車両はその自重が不足しがちなんですけど、まったく軽やかです。

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先日ラジオ局に持って行った「999」号。
やっとヘッドマークを作りました。
今回の僕の持参車両は蒸気機関車ばっかりです。

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何気なく新作のキハ40「函館色」も撮影のために入線。
TOMIX製品との色の差、いかがでしょう?
近日ホームページで発売予定です。
700番台と1700番台です。

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復活カシオペアとトワイライトも走ってます。
ちなみにこのDE10の黒いのは仲間によるKATOの塗り替えです。よーやるわ。

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日曜の午後には子供たちも遊びにきてくれ、ラジオでお世話になったディレクターやMCの芸人さんまで見に来てくれました。
ちょっと規模としては中くらいの大きさの運転会でしたけど、内容は盛り沢山。
解散後はディレクターと芸人さんとで焼き鳥&飲み&鉄道談義。
でも鉄道の話より健康の話になっちゃうのが・・・・嗚呼せつない中年男たち。

というわけでとても楽しい週末でした!

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