瀬戸川模型工房のブログ

東京・練馬で鉄道模型専門の模型工房をやってます。主に工作日記と乗り鉄・取材の日記を載せてます。お問い合わせはこちらです。https://tomox14.jimdo.com/

2018年10月

この夏のワンフェスに行ったとき、同行した友人の娘さんから依頼がありまして、ちょっとフィギュアを塗ってみました。

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トカゲとイグアナのフィギュアです。
塗りやすいように穴を開けて棒を刺します。

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こういうのはまず奥になる色から塗ります。肌の奥の濃い色(皺のミゾ)の色はクリーム1号。

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今度はクリーム10号を塗りまして、皺の部分はあまり吹き付けません。

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イグアナはスカイブルー。これは旧高岡色です。
緑のトカゲは東北色の淡い緑。調色し直ししたものの試し吹きって感じ。

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腹に緑や青が回ってしまったので、もう一度クリーム10号を筆塗りです。

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クリームと緑の間をぼかすために、0.2mmのエアブラシを使用。
ところどころに黄色5号、頬紅と口の先に赤11号をふわっと吹きます。
目玉は爬虫類っぽくせずにつぶらな瞳にしました。(ピュアブラック)

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木の枝?はマホガニー。そしてネズミ一号でウォッシング。
さらに墨入れグレー、ブラウン、黒で陰影をつけます。

完成前に艶消しクリアを吹き、このイグアナは目玉にタミヤの艶出しニスを。

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コイツはボディを艶消しのままです。
後で木の枝を塗りますので、細かい筆塗りとなるわけですけど、黒い墨入れで、なんとなくいい感じかな。

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緑の方は、ボディに艶出しニスを塗りました。そしてあまり濃い墨入れをしてません。
イメージはアマガエルのツヤって感じですがどうしょう?

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木の枝はもっとリアルにするにはグレーを基調とするのですが、今回は二匹を目立たせるために、雨に濡れた小枝って感じでとどめました。

しかし使っている塗料のほとんどが鉄道カラーという。笑

だいたい僕は秋になると鉄道から離れてフィギュアに寄り道しますね。かつてはシンゴジラだったりT-REXだったり。

いいリハビリになりました。
さて、キハ28&58の四国色の注文が入りました。
年末に向けて、何とか間に合わせましょう!

瀬戸川模型工房 でした。




イベントも終わり、季節もよくなってきましたので、かねてから計画していた日光・会津の旅に行ってきました。
東照宮や大内宿、会津若松の観光もしてきましたけど、このブログでは鉄道に特化して記載します。

朝6時に出発。
武蔵野線で越谷乗り換えをやって、わざわざ東武の普通列車で北上。
関東の私鉄は全部乗り潰す!って宣言してしまったので、わざわざ東武宇都宮線を乗り潰して、JR宇都宮駅にバスで移り、JR日光線も潰してまいりました。

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さくっと東照宮を観光して、今度は野岩鉄道です。
途中の鬼怒川温泉で一休みしようと思ったら・・・・

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SL「大樹」と丁度交換でした。
石炭のにおいがいいですねー。

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次の日は会津田島で休憩。 リレー号の赤がなかなか発色が難しいですね。(なんやそれ)

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雨がパラついてて寒かったので、トロッコはパスしました。

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駅の横にはC11が居ました。いかにも会津って感じのカマですね。

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今度はこいつで来てみたいものです。

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道中の南会津は紅葉本番です。

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湯野上温泉で降りて、大内宿へ。
そして会津若松で二泊目。

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朝ホテルから駅を見たら、停まっとるやんけ。もう猛ダッシュ!

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でもすぐに飽きて、隣にいるコイツに夢中。

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ここをもっと詳しく見たかったのだよ。
工作が再開したキハ40ホビダスのためにね。

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帰りにこいつに乗ろうと思ったら、三日前までに予約入れなきゃだめだとさ。

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帰り際に会えた東北色。
この前塗ったキハ28・58の淡い方の緑が気に入らなくて、実物をみて反省。
すぐに塗り替えてやる。
しかし好きだなぁ、この色のキハ40系。

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三両編成の会津川口往きだったのですが、2000番台と500番台が混ざってます。
側面客窓の高さが違うのが分かりますね。

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ここまで精密に再現出来たらいいんですけどね。

でなわけで乗り潰しのような、観光の旅のような、取材も少しという旅でした。
紅葉が見頃です。
今週末くらいに皆さんも会津へどうですか?
ではまた。

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先日の日本鉄道模型ショウ2018・蒲田で出店したとき、是非ともご挨拶を と思っていたのが、トラムウェイ(有限会社ドーファン)さんです。
HOゲージのプラ製品を手掛けていらっしゃって、特に気動車が多く、僕もキハ23・45の塗りかえを過去にしたことがあります。
そのトラムウェイさんが来春発売するというキハ40系。
これは僕の中でももっとも注目する商品なのです。

会場ではテスト品が展示してあったそうですが、僕も忙しくて、その時は社長との名刺交換しかできませんでしたが、社長が僕のブースにいらっしゃって、僕の作品を見て戴くことも出来ました。
僕が”塗り替えの予約を受け付けてます”と看板を上げていたことには、「どんどんやってください」と声をかけてくださいました。
そして先日、僕が本社屋に訪問することが許されたのです。

屋内に通されますと、商品が所せましと並んでます。
その中でお目当てのキハ40を拝見させていただきました。

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まず顔ですね。
いい顔をしています。
モールドの深さや出具合もちょうどいいと思います。
前面ガラスはもっとしっかりはめ込んで、表面からわずかに出てHゴムの表現をするとのことです。
放送用ケーブル栓まで別パーツで見えますね。

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種別表示の辺りは、もうちょっと整形するそうです。
ヘッドライトには金属製のリムがハマります。
ライトのクリアパーツはとりあえずのものがハマっているみたいです。

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側面のルーバーのモールドも出具合といい、彫り込みといい、問題ないと見受けました。
というか、早く手にしてみたくなるばかりです。

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屋根上の水タンクは台座のところから別パーツです。これは助かりますね。タンクなしは蓋パーツだけですぐに出来るわけです。
ベンチレーターも別パーツで、たぶん接着での出荷とのこと。

来春の発売に向けて、修正とかの段階だそうですけど、ほとんどエラーとか見受けられません。
というよりかなりイイ!
第一弾は耐寒の500番台で、40はMとT,47はMTセット、48はMTセットと500、1500のTのバラだそうです。
全て首都圏色(タラコ)での発売。

そこで社長からの質問が。
「クリームだけの単色塗りも発売しようと思ってますが、どの色がいいんだろう?」
「うう、たしかにクリーム10号とはいえ、東北、盛岡、男鹿、五能、新潟とか、似たようでそれぞれ違いますし、九州も四国もカバーするとなると、どのクリームが最も汎用性が高いか迷いますね。」
「塗り替えをするとなるとどれがいい?」
「塗り替えが前提なら白ボディで無塗装が一番うれしいです。
デカールとかですませるなら・・・・・やはり九州クリームでしょうか。あれならば東北や男鹿・五能とも似てます。
そして白っぽいものがあれば、盛岡、四国、新潟にもカバーできますんで、どちらも欲しいんですけど・・・・」
「よし、二色ね。と言っても事実上クリームは一色で無塗装もね。検討します。」
うおお、実現すればなんて嬉しいんだ!

そして僕からもお願いを。
「あのぉ、北海道はやらないんですか?」
「うーん、検討はしているんだけどね。模型屋からも言われてるし。」
「北海道の100番台はマイクロエースがプラキットで発売していたのですけど、ほとんど手に入らないんですよ。
社長、”北海道モノにハズレなし”ですよ!」
「んー、分かった!かなり前向きに検討します!」
よーし!おねだり正解!
これでパーツさえ作ればキハ400・・・・
そして動力だけの販売(下回りのみとか)があれば、あのホビ○スのキハ40の走行不良をもカバーできるし、トラムウェイさんの売り上げも増すし、ウインウインなんですよね。
もちろん、提案させていただきました。

それから沢山のお話を聞かせてもらいました。
中国生産の難しさとか、プラで製品を作る問題点とか。
もちろんこのキハ40系の話もたくさんしました。
僕もNゲージでキハ40系の改造や塗り替えを通算400両以上やりましたので、そのデータは蓄積されてます。
どんな地方色が売れるのかとか、まだまだ現役である同形式のファンがいかに多いか。
そして他メーカーのキハ40の持つ長所・短所とか。
発売予定となっているキハ58パノラミック(ううっ)についてもちゃんとリサーチしてきました。
まだここでは発表できませんが、楽しみな車種です。
あくまでも予定品ということしかここでは書けませんので、悪しからず。

この業界に入って東京に移り、こういったメーカーの社長との会談まで経験できるのは大変幸せなことです。
「来年春の”鉄道模型市”、あれウチが主催だから、君んとこも是非出てよ」
嬉しい声をかけて戴きました。
もちろん新商品の塗り替えについては完全に許可をいただきました。
500番台ですからね。得意の盛岡、赤鬼、そして東北。
そして男鹿や五能は外せません。
マスキングが大変だけど、新潟でキハ47の二連なんてやったらウケるかなー。
もうワクワクしっぱなしです。
社長、お忙しい中、お時間を作っていただき、ありがとうございました。

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年末になったら、もう少し発売時期や商品の詳細がしっかりと出てくると思いますし、次のテスト品もお送りくださるとのこと。
二次メーカーではありますが、ガンガンやりますよ!
皆さんも期待してお待ちくださいませ。
もちろん、予約も年末くらいから始めますので、ご注目くださいませ!

それでは!




既に納入されたキハ40・ホビダスの動きが悪いということで、動力車が調整に帰って参りました。
これは現在製作がストップしているガチで手直しの方ではなく、ISV搭載とかをした方です。
そのときのブログはこちら。

納入時に問題になったISVという回路が邪魔をして、まともに走れなくなっているみたいですので、撤去してしまいました。
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これが搭載時の画像で、モーターの左に写っているのがそのISVです。
はんだごてでサラッと撤去しましたら、やはりモーターはさっさと回転します。
でもレールに載せるとイマイチ動きが悪い。
レールを磨いたりしてもなんか躓くのです。

そこで知り合いから教えてもらった箇所を磨くことにしました。

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台車を外して、電気的に接触している→の三か所をヤスリで磨きました。
丸っこいのは両面です。
ここの通電不良が問題になっているフシがあり、さっそく試してみたら、動きがスムーズになりました。
もちろん動力台車の方も行います。
もしホビダスの動力でお困りの方は、一度おためしください。

でも根本的にモーターの非力とピポット車輪であることは解決を妨げる原因になっているかもしれません。
モーターの交換や、両台車での駆動に改造すると、費用もバカにはならないです。

そこでもう皆さんもご存じでしょう、トラムウェイの発売予定のキハ40に賭ける!というのが最も賢い道になると思われます。
僕自身、どんな商品になるのかワクワクしてました。

んで。
なんと昨日さっそくトラムウェイ(有限会社 ドーファン)に訪問してしまいました!

というわけでトラムウェイ・キハ40の最新情報を独占取材?してきまして、そのご報告は次号のこのブログで!

Don't miss it !

って、いいのかなぁ、こんな大きく風呂敷広げちゃって。
まあ、僕としては大ニュースでしたし、早くキハ40ファンの皆さんにはお伝えしたいしー。
もちろんトラムウェイさんの許可はいただいてますよん。

しかしながらこのホビダスのモデルも味のあるところが多いのです。
それを最大限に引き出すのはモデラーとしての醍醐味でもあるのです。
とくにサウンドはとても面白い。
現在イベントのために中断してますキハ40改造製作は来月から復帰します。
実はもうパーツをつけて少し修正して、塗装をするまでは出来てます。
でもこいつは、内装までやったろうかなーと。
お待ちのお客様、もうしばらくご猶予くださいませ。

というわけで蒲田のイベントで一か月以上丸々停まってました通常業務は来月から完全復帰です。
どうぞこれからもよろしくです。




天賞堂様からのご依頼の塗り替えです。
既に発売されているEF64ユーロ色との色合わせです。

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ちょっと画像が暗いんでスミマセン。
ライン4本は青15号で、ベース色は調色したものです。
これ、Nゲージの製品の色が合ってる違っているって、仲間がよく話していましたが、実際どうなのかわかりません。
あくまでも僕は天賞堂様のEF64との色合わせですんで。

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オハフやスハフの右下についてる蛇口みたいなパーツは、塗料が全くのりませんので白のままです。
そしてジャンパーのーパーツは最近はちゃんと下地処理すれば塗料がのるのです。たぶんKATOさんが材質を変更したのでしょう。
塗りあがりはスッキリと出来ました。
この手のドアが引っ込んでいる奴は、マスキングテープの折り返しのところでトラブルを起こしやすいですね。
って、簡単に書いてますけど、結構マスキングには時間と手間がかかりました。

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んで、肝心の色はあっているのか?というところですが、ごらんの通りです。
照明の角度や質(LEDと蛍光灯でも、またそれぞれの色)で青く見えたり白っぽく見えたりします。
これはお客様がどの照明の下で楽しむのかによりますね。
僕としてはOKだと判断しました。
床下と台車がグレーなのでは?というご指摘もおありでしょうけど、床下は塗装できますけど、台車は剥がれる恐れがあります。ミッチャクロンでも完全とは言えません。
台車の塗料が剥がれて下の黒がボロボロ見えるって萎えますよね。
ですので、床下と台車は黒のままだった時期の設定です。(く、くるしいけどそんな時期もあったはず)


実はあんまりよく知らない客車でして、実物はかつて一度だけ名古屋駅付近で停まっているのを見たことがありました。
地元の客車なのに知識が全くなく、「12系もあったのねー」程度なんです。
これはちょうどこれらのジョイフルトレインが全国で走り回っていた時代に、、僕は一気に鉄道から離れた生活をしていたからでしょう。
国鉄が終わってしまい、あちこちで色が塗り替えられてカラフルになっていたころ、僕は大学、新社会人でしたんで、鉄道にも模型にも全く縁のないことに夢中だったのです。
大学の頃はバイクを乗り回してバイトに明け暮れ、社会人になって渋谷や新宿あたりで夜通し遊んでいたわけですわ。
今の僕は出戻り組なんです。

さて、この14系ユーロピアですけど、種車のKATOの14系が市場から消え去り枯渇しちゃってます。
塗り替えをご希望の方は種車のご用意をお願いします。
問合せはこちら!


よろしくお願いしまーす。

先日の10/13,14で行われました日本鉄道模型ショウ、僕は企業として初参加でした。
いやー、二日間ともほぼ立ちっ放しで疲れました。
まず13日の開場前の行列にビックリです。
あれはエンドウさんのセール目当てなんですね。ブラスファン垂涎のセールですから、さもありなん。
そしてそのお客さんがエンドウさんを見終わった後に、怒涛のように各店に雪崩れ込んできました。

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お隣のアトリエピクタさんにはパーツ目当ての人や名鉄目当ての人が殺到し、あれよあれよという間にどんどん売れて行きました。
スゲーなーと感心しながら、プラスティックを主体としている僕のブースはほとんど素通り。
まあこれはある程度想像していましたけどね。
ちなみに僕のブースはこんな感じでした。

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なんか思いっきり看板に名前が書いてあって驚きましたけど、名前を売るのが目的ですからいいや。
すっきりと目立つように青のテーブルクロスを敷き、展示台はスタイロフォームとフェルト生地で90分で作った急造モノです。
エンドウさんの賑わいが一回りして落ち着くと、みなさんゆっくりと回遊し始めました。
そして僕のブースにも足を停めてくださるお客さんが増えてきました。
皆さんが一様に塗装をお褒めくださいました。
以前納品しましたお客様も新しいご依頼を持って会いに来てくださったり。
気付くと土曜日はあっという間に午後になり、ほとんどお昼を食べてる時間がありませんでした。

日曜日はもうちょっと賑やかにやろうということで、愛知県から引っ越しのときに持ってきたジャンク品を破格値で並べましたところ、ものの見事に全品完売。しかもあっという間。
こりゃジャンク品を処分することで場所代を捻出するってのが良さそうですね。
もうほとんどなんでも売れました。が、ジャンクばっかりはNGですんで、やり過ぎないようにしないと。

肝心の塗り替え品は、土日とも大変好評を戴いたのですが、ちょっと値段設定を間違えたかもしれませんね。
ほとんどのお客様がブラス目当てですので、いくら塗装が良く出来ていてもプラ車両なら5マンを超えてはサラッと買ってもらえる額ではないのでしょう。
その辺も次回は修正しなくてはいけません。商品群を変えるとかね。
ご年配の方が多かったので、JRになってからの車輛も人気がないのでしょう。
というような反省を次回に活かしたいものです。

「ブログを読んでますよ」というありがたいお客様が10人ほどお声をかけてくださいました。
これが僕の今回の出店の第一の目的。そして関東移住の目的でもあります。
とても嬉しかったですね。そしてどうでした?僕の工作の仕上がりは。
そのお客様のお一人が、四国色のセットをご購入くださり、本当に嬉しかったです。
翌日さっそく検品しお送りさせていただきましたところ、到着のお知らせとともに「メーカー品同様もしくはそれ以上のクオリティ」と評価してくださいました。
ご丁寧なお返事とお褒めの言葉、見に染みて嬉しく思います。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。

さて、今回はキハ58系の塗り替えのオンパレードでしたが、来年にはトラムウェイのキハ40が発売されます。
会場にお越しのお客様は、あの塗装の仕上げでキハ40の塗り替えが行われるとご想像くださいませ。
どんどん塗りますよー!
来年は消費税も上がります。これは鉄道模型マニアにも痛い展開です。
種車も上がるってことです。
年間数十万円の仕入れを行いますんで、2%アップは地味に痛いし、世の中がまた買い控えの風で蔓延するのでしょう。
来年の蒲田で当工房が”消費税還元セール”をやる体力があるかわかりませんけど、もうちょっと工夫して出店したいものです。

最後に、ご来場くださったお客様、誠にありがとうございました。


いよいよ残すところ9日となった蒲田のショウですが、まだまだ出品物を作り続けてます。
前回のブログでのご紹介したものは完成し、その後西日本方面のキハ58+28セットを二種完成させました。
あとは目玉のパノラミックモノですけど、接着の養生期間をとる!、とか何とか言って逃げまくってました。
でもやらないと終わりませんね。

とか言いつつ、先週はホビーショーに行ってたり。
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江戸東京博物館に寄ってたり。
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僕、この博物館が大好きなんですよね。ジオラマ展示としても超一級の模型展示博物館なのです。
なんせ日本家屋のカットモデルなんて、土壁の中の”こまい竹”の断面まで表現してあるんですから云々。

さて、パノラミック加工です。四両同時に作ってます。

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今回は1500番台を作ろうと思って屋根をつんつるてんにしてます。
もうね、僕の職業は何?って感じですよ。180番のペーパーでザクザク面出しするなんてもはや木工。
家具職人か大工のやることですわ。
一枚仕上げるのにメチャ手間がかかります。汗にもなるし。
プラ板と屋根材の硬さが違うから、削れる度合いも変わるし、パテの代わりの瞬間接着剤も種類によっては硬さが違います。よって凸凹になりやすい。
でもこの作業で図らずとも屋根面のTOPが平らになるのでパノラミキハ58系には好都合なんですけどね。
次回は屋根そのものをプラ板から作ろっと。

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まだ途中の側面ですけど、つなぎと隙間埋めは3回ほどパテ盛りを均し、で出来ます。
トイレ窓の穴埋めは通気口のモールドをやっつけないようにやらなくてはいけませんが、これも慣れですね。
これらの作業って、すごく慎重になりがちなんですけど、サボ受けとか乗務員ドアのステップなんかを後でプラ板で復活させると決めてしまえば、ヤスリはザクザク入ります。
ですからそこまでストレスがなく、むしろ屋根よりも楽にきれいに仕上がります。
でもここから開口の仕上げに入りますので、時間と神経をつかうのですけどね。

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で、その屋根ですけど、修正三回目でもまだOKが出ません。
黒いのは瞬間接着剤です。補修箇所が分かりやすいように色を変えてます。
毎回薄グレーを吹いてチェックするとき、もういい加減ツルツルになってくれよ!って祈る感じですね。
屋根はこのあとサーフェイサーで終了の予定です。

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締切が近いというのに、また新しい工作を始めたり・・・・
これ、キロの屋根です。ベンチレーターだけ埋めてますね。一体何をするんでしょうね。

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クーラー取り付け用の凸が残ってたり、ツルツルを目指したり。
正直言ってパノラミック加工で一番の難所はやはりこの屋根ですね。
特にタンクの交換がキツイ。プラ板で埋めて均してからパーツ取り付けですけど、地味にパワーを取られます。
たしか3Dプリンタでこの屋根パーツを打ち出ししてたガレージ・メーカーがあったと思うのですが、たしか一枚4000円くらいだったと思いましたけど、この労力より絶対そっちの方が安い!(後でググろ)

というわけでショーまでパノラミ4両、なんちゃらキロ2両、塗り替えキハ58、65を4両で合計10両仕上げるぞ!

瀬戸川模型工房でした。

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