瀬戸川模型工房のブログ

東京・練馬で鉄道模型専門の模型工房をやってます。主に工作日記と乗り鉄・取材の日記を載せてます。お問い合わせはこちらです。https://tomox14.jimdo.com/

カテゴリ: キハ40系 播但線色

***本日6/1よりNゲージ工作のお問い合わせの受付を再開いたします***

ご新規のNゲージ工作に関してですが、一か月に1件の工作をお請けする予定です。期間は本年中ですので、6件までの早い者勝ちです。
6件の枠が埋まり次第、受付を終了いたします。
そして、以下の条件内でのお話となります。

・真鍮、コンバージョンキット、ペーパーキット、またはフルスクラッチビルドは受け付けません。
・インレタやデカールの無い車両の工作も不可能です。特注デカールは対応しません。
・種車とパーツ類は全てご用意ください。
・特別販売された製品の加工はNGです。(なにかトラブルがあって弁償できないので)
・窓埋め、ニコイチ改造も基本的にはOKですが、資料等の詳細は全てお客様でご用意ください。
・中古車両でもかなり古いロットのものはお断りさせていただきます。(割れるので)

Nゲージの工作は今までも散々やってきたのですが、一見簡単そうに思えることが小さくて出来ない、などの難点が多いのです。
こちらの技量不足も原因になりますので(とくに老眼)、お問い合わせに対してほとんど「できません」のお答えをすることが多かったです。
大体一両当たり¥10K以上になるケースばかりですので、ご予算的にもそれくらいを目安にしてください。
今日現在の納期は9月末です。(約4か月)


さて、さっそくNゲージの工作の完了報告から。
TOMIXキハ40西日本更新車塗り替えの播但色です。
車番は2007と200HO   
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HOゲージではトラムウェイ製品を塗り替えたりしました。
僕としてもこの仕事の皮きりとなったカラーの一つです。
やはりいいですね、このワインレッド。

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側面中断に緑の帯があるのですが、こいつが途中で切れていたりするのがポイントです。
今回はバルディローズのインレタを使いましたので細部にわたって表記が表現できてます。
(前面の四角いエンブレムはくろま屋のインレタです。この元になった画像はこちらがくろま屋さんに送った画像から商品化されたものです)

さて、この車両は塗り替えのほかにモーター交換をいたしました。

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M-9モーター搭載をM-13モーター・タイプ2に換えるというご要望です。
なんでもM-9はトラブルが多いとのことで、こちらもその噂は聞いたことがあります。

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座席パーツを外してモーターをごっそり交換です。特に難しいことはありません。
台車は先に外しておいた方がいいですね。
ではどれくらい走りがかわったのか、検証しようと思ったのですが・・・・


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ウチのパワーユニット、かなりの年代物ですので走りの違いが分かりませんでした。w

これは僕が小学6年生の時に小遣いを貯めて買ったもので、44年経ってもいまだに働いてます。
ですが、やはり古いタイプなのか、ボリュームつまみを回すといきなり電圧が上がってしまい、肝心の低速走行の実証が出来ないのです。
ですので現在は工作用モーターツールの電源や、LEDの点灯確認、走行が可能かどうかの検証にしか使ってません。

もっとも運転会用のパワーユニットも持っているのですけど、運転会自体がコロナのせいでやらなくなっちゃったし、しまい込んじゃってあります。
この古いパワーユニットは構造が単純なので、繊細な運転の違いは分かりませんが、昨今の各社のパワーユニットと各モーターには相性があるみたいですね。
たとえばパルス制御に弱いモーターとか、トルクを期待したい低速走行時に、昇圧曲線がハマらず脱兎のごとく出発しちゃったり、かなり唸りを上げてしまうとか。
このパワーユニットとモーターの相性というのは、当工房では検証いたしませんが、基本的には「そのメーカーの車両はそのメーカーのパワーユニット(制御装置)で」というのが原則なのでしょう。
なんかお利口さん的な発言ですけど、こればかりは実際の制御機器環境によることが多いようです。

というわで今月はNゲージの工作枠は無く、HOゲージがどっさりとあります。
次回のウチのNゲージ工作のブログアップはしばらく無い予定。
でもいきなり作りかけのNの工作(815系とか)をやりだすかもです。
ではまたー。

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以前僕の播但線色をご購入いただいた方が、その後トレインボックスの播但線色キハ47セットをご購入されたと聞き、僕の調色したものとどれくらい違うか比較の画像を撮影してもらいました。
なんせ限定品で瞬殺で完売のこの商品。頑張っても手に入らなかったのです。

イメージ 1

向かって左が僕の塗装で、右がトレインボックス製。
僕のは新製のイメージで調色したので、濃くてワインレッドであることを強調してます。
一方右は焼けて赤っぽくなったイメージも大事にしてます。
現物を見たことがないのですけど、多分もっと赤の発色が強く鮮やかなのでは?と思います。
それは僕の調色したものがこの画像ではくすんでいるからで、これはデジカメの癖でしょう。
ワザワザ撮影頂きお送りいただいたお客様、どうもありがとうございました。

で。
なんとなく僕もこの播但線色の新色を作りたくなりました。
というのも作り置きの塗料がちょうど底をついたというのもあります。
手元にまだキハ40更新広島があったので、それを塗り替えてみました。

イメージ 2

基本的な塗料調合に使う元の色は変わりませんが、赤の割合を強めにしてみました。
そして下地をグレーやこのグリーンにせず、白のサーフェイサーにして、この新色から吹いてみました。
緑は後吹きです。
なんか一見名鉄みたいですけど、ちゃんと青も入っているのでワインレッドです。
以前の僕の色と比較してみましょう。

イメージ 3

この色の差です。 この差ならトレインボックスに近いのかな?
焼けてピンクっぽくなった感じも出ているかなー。
緑もグレーを混ぜて抑え気味にしてます。
何故かこの緑を黄緑(ルマングリーンやデイトナグリーン)っぽく塗っている作例が多くて、以前の僕もそうしてましたけど、実際山陰まで見に行ってイメージをつかむと、むしろ緑14+灰色9って感じなんですよね。
でもま、色の印象ってのは人によって違いますから、こればっかは人それぞれですよね。

イメージ 4

てな感じで新色を作って楽しみました。
この色で現在製作中のキハ41も一両塗るつもりです。(現在工作は壁にぶち当たってます。)

このキハ40更新播但線色はそのうちヤフオクに出品しますので、その時はよろしくお願いします。



先日発売されました、TOMIXの西日本更新車を塗替えしました。
トレインボックスもこのワインレッドを限定販売し、オークションなんかでは高値で取引されてますね。
やはりこの色、かっこいいですもんね。

イメージ 1

この色のキハ40は3両います。現在タラコに塗り替えられていなければ、の話ですけど。
今回は2007、2008を塗りました。
いやー、今までルーバーを埋めたり窓枠のモールドを削ったり、屋根をつんつるてんにしていたのですけど、もうその必要がない!というだけでも天国のようです。
しかも最初からTNカプラーだし。(あたりまえ)
よく見ると前面ガラスのデフロスターが表現されてませんので、さらによいですね。

イメージ 2

肝心の更新窓もスッキリした薄グレーです。
現物はシルバーのくすんだ感じですが、ま、いいのではないかと。
この塗替えをするのにIPA温水プールにヒヤヒヤ気分でドボンさせたのですけど、なかなか広島色が落ちてくれませんでした。
ボディーを劣化させるギリギリで引き上げました。

イメージ 3

僕はトレインボックスの赤に近いワインレッドではなく、登場時の濃い目のワインレッドが好きなので、この色にしています。
もしトレインボックスに近づけるなら塗料を作り直しですね。ま、こんどもしそういう依頼があるなら、トライしてみましょう。

近々2007の方をオークションに出します。(T車です)
その時は宜しくです。

なお、工作依頼は随時受け付けてます。
このブログのプロフィールに連絡先とその方法が記載してありますので、御連絡くださいませ。


先日ネットをウロウロしていたら、キハ47豊岡色の四連の画像がありました。
普段はせいぜい2両でしか見てなかったので、そのかっこよさにちょっと作りたくなりました。

イメージ 1

どうせつくるなら、と前面のホイッスルカバーをスリット(大)に交換してます。
この豊岡には47-1,2,5番などが在籍してまして、それらはスリットなんです。
僕がこのキハ40ばかりを作るようになったのも、この豊岡色に出会ってからというものでして、山陰日本海の風景にマッチしたこのカラーは、ここを旅した人には好印象に映っているのではないでしょうか。

イメージ 2

スリットが小さいものもあるみたいで、そのへんの違いも出してみました。
これはキハ40でして、この色は3両しか居ないみたいですね。

イメージ 3

で、4連にしてみたのですけど、ちょっとカッコ良くないですか?
最近は前面をTNカプラーにしてないのですが、先頭だけでも変えたらますますいいかも。

イメージ 4

原型でベンチレーターのあるこのタイプの方が僕は好みです。
この豊岡色はこの四両の他にキハ40も2両塗りましたので、そのうちヤフオクに出品したいと思います。



そして新たな挑戦は・・・・

イメージ 5

緑14号で塗ったTOMIX キハ48 2両です。
これで男鹿線に挑戦しようと思ってます。
すでに手すりも付け替えてます。
手元にある五能線色を参考にこれからマスキングですが、この五能線色との回送運転などもかっこよさそうだったので挑戦してみます。
これでうまく行ったら、キハ40-500での男鹿線色、五能線色にも挑戦です。


* 前回の日記の広島色「急行つやま」はヤフオク出品いたしました。どうぞよろしくお願いします。



播但線色というより、豊岡色と言ったほうがいいのかもしれませんね。
ワインレッドのヤツです。

イメージ 6


実車はこの写真のとおり、かなりワインレッドが焼けてきてます。肉眼で見るともっと赤に近くなっている感じですよね。(デジカメが苦手としている発色の一つでしょう)

毎回この色のキハ40系列を作るときに、色の試行錯誤を繰り返しましたが、今回で決定できそうです。

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今までのワインレッドに薄いグレーを混ぜて彩度を落とし、少しだけ焼けた色目に落としてみました。
また、この更新車改造では、今までやっていた透明ガラスパーツの窓桟を削り落としてペーパーで磨く、という作業をやめ、窓桟のシルバー色だけを落として、透明度をそのままにキープしてみました。
これですと、窓ガラスには下と中央に枠と桟が透明で残るのですけど、あまり目立ちません。
この方が良さそうです。

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そしてキハ47-1を作るにあたって、タイフォンカバーを暖地型に交換しました。
トミックスの余剰パーツを使ってます。
このパーツにしろ金属パーツにしろ、メタルプライマーを吹かないと仕上げの塗料が定着しません。
そして吹きすぎると縦に入ったスリットが潰れてしまうのが難点ですね。

12月2日終了のオークションで出品予定です。




あとは自分の趣味でこんなのも作りました。

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クモハ123はマイクロエースから。
でも塗り替えた後で、この宇部線色になったときは、この123-5、6は窓とドアの大改造が行われたことを知ってショック。また世に出せないものを作ってしまいました。
105系は鉄コレを更新改造しました。マイクロで出てるやん。なんで作ってわけ?

何故なら、ただ単にキハ40系更新車ばっか作っているから、窓枠パーツの大きいほうが余りまくっていたからです。
ちなみにクーラーは3個のバージョンです。
この前乗り鉄で宇部新川で降りたときのイメージで再現してみました。

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ではまた~。

前回の出品で好評だったので、また塗替え品を作りました。

キハ40 2046 (M)

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キハ47 1106 (T)

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キハ40 2008 (M)  キズ有り

これは出品の写真でクローズUPした画像が載せてありますけど、光の当たりかたでは言われないと分からないキズです。
でもキズモノとして出品。

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キハ40 2007 (T)は次回の出品にします。
ま、違いはほとんどありません。

このジオラマは当方の集合モジュールの一部です。10日間で作りました。
またしても屋外撮影。
こういうときに持ち運びの聞くモジュールレイアウトは便利ですね。

この出品が終わったら、当分播但線色はやらないつもりです。
現在受注品を仕上げ中。
その次に九州色に挑戦しようと思ってます。
西日本更新車は窓枠パーツが手に入らないのでちょっとお預けです。
入ったらタラコの更新車を作るか、広島か、岡山ですね。
岡山のキハ48更新、また作りたいですね。

今後とも宜しくお願いします。








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