瀬戸川模型工房のブログ

東京・練馬で鉄道模型専門の模型工房をやってます。主に工作日記と乗り鉄・取材の日記を載せてます。お問い合わせはこちらです。https://tomox14.jimdo.com/

カテゴリ: フィギュア工作

GWで少し帰省して、ついでに西九州を回って、今週は疲れも回復したのでドレスアップの仕上げから開始しました。


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TOMIXのキハ183です。全部で6両です。インレタ、手すり、パーツときて、ラストのシールでエラーが出ました。
ノリの接着力が全くありません。
仕方がありませんのでお客様に連絡をし、連休前には新しいシールを送ってもらいました。
お客様にはお手数をお掛けしました。
後日友人に聞くと、案外多いメーカートラブルだそうで、ノリがヤバイなーと思ったら、裏からドライヤーを当てて接着力を回復させてみては?と提案されました。
でも逆にノリの粘度が強すぎると、それはそれで埃が付きやすくなります。IMG_2475
こういうランボードの上とか、ノリが強すぎても困りものですね。
今回の交換してもらったシールは問題がなかったです。大変お待たせいたしました。

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トラムウェイ塗り替えの福知山色です。
久しぶりの黄緑でしたので塗料を一瓶作って塗りました。
これから屋根の塗装と塗装の修正です。来週には完成ですね。

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こちらはTOMIXの塗り替えでいさりび鉄道急行色です。当工房では二両目になります。
赤11号の帯の角にこれから丸みを付けます。
この急行色はウチは一定の評価をいただいておりまして、いままで散々塗ったおかげです。
これも来週には完成ですね。
ま、どんな作品も本塗装の完了は全工程の半分程度なので、気が抜けないですね。

あと、くろまやさんのインレタが届いてますので、九州色や東海色に表記のインレタをして完成させましょう。
そしてEF65の案件が二つきてますので、下地加工も始めないと。
キハ480の鬼の切り継ぎもボチボチ気合を入れないと、ですね。

と、そんなことをやりつつも自分の癒しも進めましょう。

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海洋堂のソフビの初代ゴジラです。さっそく煮て現在は背びれの接着と隙間埋めを終えました。
やはり原型がいいので安心して楽しめます。

逆にハマったのがこちら。

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この美しいアンドロイドのフィギュアの画像につられてヤフオクでポチっとしたのが運の尽き。

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あ、あれー?3Dプリンタでパーツはボディと頭部と台座だけのハズぢゃなかったの?
ひょっとしてこれはいわゆるバッ〇もの?

ど、どーりで発送元が中〇人民共和国・・・・しかも送り元秘匿。
やっぱ6Kあたりで売ってるわけないもんなー。

くそ、意地でも完成させてやる!ちょい前のガレキのキットだと思えばいいのだ。
って、ガレキ作ったことないけど。

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ボディの幹に真鍮棒を差し込みました。

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繋ぐとこんな感じ。各パーツの抜けは悪いわ歪んでるわ。
修正している最中に折れちゃうからすでに両鎖骨骨折してます。
でもなんとか形にしたいです。
自分としてはガレキ製作も美少女フィギュア製作も初めてのことなので、とにかく今回は完成を目指します。

とまあ、仕事に差しさわりの無い程度に癒しの時間を設けたら地雷を思いっきり踏んでしまったわけですが、一日一時間だけ、と決めて進めてます。
年内に完成すればいいってことで。
毎年五月は必ずモティベーションの谷間になるので、ハナッから仕事の完成量には期待しておりませんが、楽しい?工作も交えていこうと思います。

ではでは。

瀬戸川模型工房  









***ただいまヤフオク出品中***

前回のブログのキハ40で、東海色、宗谷線急行色、烏山色などを出品中!
くわしくはこちら


東北地域色冷房車は即落札にて即日終了いたしました。
御落札のお客様、誠にありがとうございました。
納品は当方の休業明けになります。しばしお待ちください。


さて、今回は新年早々に手を着けたモスゴジ(海洋堂ソフトビニールフィギュアキット 1961年版「モスラ対ゴジラ」バージョン)のその後と完成までをご紹介します。

って、どんだけ放置プレイ?

いやいや。

ま、モデラーにはよくあることで。
しかも箱に入ったまま積まれていくプラモもキットもよくあることで。

んー、ひょっとしたら、この世に流通しているすべてのプラモデルやキットのうち、個人に買われたのに蓋すら開けられてないモノって、間違いなく7割以上ですよね。たぶん。


というわけでウチのモスゴジは5か月後に爆誕しましたのでその辺をダイジェストでお送りします。

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えー前回は四肢をくっつけ継ぎ目をパテ修正したところまででした。
白いサフを吹きながら継ぎ目の様子を見て、白く塗ったので白目をマスキングしました。(これが間違い)

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一旦全部を真っ黒に塗り、その後グレーをエアブラシします。このとき陰になる部分を黒く残しながら(黒立ち上げ)軽く陰影をつけます。

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その後さらに薄めのグレー(といってもダークグレー程度)をドライブラシしながらさらに陰影を出し行きます。
このモスゴジは胴体の中心に縦の盛り上がりがあり、そこと上瞼が明るいのが特徴なので、その辺を中心にブラシします。
爪も白かったのをグレー化したりめくったり、黒く墨入れをしたりして雰囲気を出しました。

問題は白目でして、マスキングを剥がすと白すぎでした。
ですので薄い黒やブラウンを墨入れしながら、その保護にクリアイエロー(ラッカー)を使ったりして、”肝臓の調子の悪そうな目”にしていきます。

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目をさらに色をつけつつ、全体のバランスを見てドライブラシ&墨入れを繰り返します。
口の中は赤く塗り、その後黒っぽく墨入れ。牙も同様です。
この辺はあまり健康的な発色だとおもちゃっぽくなりますよね。
ちょっとウェザリングパステルで土埃を付けてます。

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いや、これくらいモスゴジは汚れてるだろ。
と思ったのですが、や、やりすぎたかも・・・・いや、これもアリかも・・・・

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そんな時には「ジェルクリーナー」。
このゴジラのゴーヤの皮みたいな凸凹の奥に入った埃まで取り除いてくれます。

調子に乗ってペタペタと土埃を取って行ったら綺麗になりすぎました。
ま、汚したかったらまたやればいいだけです。

で、全体的に白っぽくなりすぎたので、ラストのつや消しクリアに微量の黒を混ぜて最終調整。

肝心の瞳はエナメルのセミグロスブラックで拡大鏡を使った筆入れで表現。
これにて完成。


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モスゴジです。
瞳の大きさが一番のキモでして、こいつは時より劇中でも凶悪な三白眼を見せます。
多分目つきだけはシリーズ最強の狂暴性を出してます。
ですのであんまり大きく描かないように心掛けました。
それと背びれや上瞼、胴体の縦の凸をあまり明るくせず、コントラストを抑えてみました。
(実物は背びれの白さがしっぽの先まであるのですが、トイっぽくなるのを避けました)

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瞳がライトの反射で光りすぎてますね。
口の中のトーンは上手く抑えれたと思います。
眼球の白目を筆塗りでこてこてしてしまい、その分表面がわずかな凸凹となってしまいました。
そこに墨入れを繰り返したので”かなり不健康な充血や黄疸が出ている眼球”となってしまったのは、幸か不幸か、ですね。

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かなり前に作った機関庫のジオラマの前で昭和特撮風に撮影。

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嗚呼!またしてもセトデンが!

って、このスケールだとかなり小さいゴジラですね。サンダやガイラ並みかな。

てなわけで自分の趣味としても模型工作ですが、あんまり神経を使わず、楽しむことを優先しました。
原形が大変素晴らしいので加工は何もせず、大胆に塗装を楽しみました。
いいですね。モスゴジ大好き。
ゴジラシリーズ全作を見てますが、シンゴジラの次に好きな映画ですし、ここまでくるとモスラも作りたくなりますね(特に親モスラ)。販売されてたら挑戦したいです。

てなわけで今日から模型から離れてお休みです。
しっかり充電します。みなさんも五月連休の後半がお休みの方は、どうぞお楽しみくださいね。

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瀬戸川模型工房 




2023年、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

関東地方はまさに正月晴れが続きまして、瀬戸川模型工房もたっぷりお休みを・・・といいつつ、休んだのは元日だけで、2日からごそごそ工作してました。


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いつまで経っても終わらないキハ56改造を再開したり・・・


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最近ヤフオク出品で調子こいてるTOMIXキハ40の塗装をひん剥いてたり。
新春ヤフオク初売りでは御落札いただいたお客様、誠にありがとうございました。
お気に召しましたらどうぞ追加のご注文をよろしくお願いします。
ヤフオクにいつ出るのか?をお待ちになるより確実で早く、しかもご注文の場合は定額でやっておりますので、ヤフオクのように価格は変動いたしません。
お問い合わせはこちら


で、毎年正月だけは自分の趣味の工作をやることにしてまして、「模型の疲れは模型で癒せ」ですね。
今年は以前購入してました海洋堂のこのキット。

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モスゴジです。
ゴジラ造形では初代ゴジラと同じくらいに好きです。原型師は酒井ゆうじさん。第一人者ですね。
何個もガチャフィギュアとか持ってます。

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部品点数は少ないです。

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さっそくゴジラの煮付け。

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切り出して各パーツを合わせてみます。
大変に合いが良いのと、各テクスチャーが素晴らしいので加工の必要がありません。
過去に作ったシンゴジラは量産タイプでしたのでごつごつが甘かったのですけど、このキットは素組で行くべき。

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瞬間接着剤でさくっと。

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タミヤパテで継ぎ目消し。

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背びれは真ん中から付けて、根元の溝を埋めていきます。

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牙を付けて下あごを付けました。いい顔をしています。
口の中を塗ってから接着したほうが良かったかもしれませんね。ま、いいや。気楽にいきます。

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なんかどんどん進めているうちに、さっさと四肢も付けてしまいました。
いいポーズです。
これは幼虫モスラにしっぽを噛まれたときか、親モスラの攻撃を受けてよろける寸前って感じですかね。
この後全体を塗って、タミヤパテの造形を確認し削ったりします。
このタミヤパテは薄め液を筆につけてコシコシすると、余計な部分がぽろっと取れて便利です。
車両工作の時はボディをシンナーで傷めてしまうのでやりませんけど、こういうソフビでしたらそこまで表面も荒れませんし、むしろ荒れた方がいいでしょう。

というわけでこの続きはこの三連休にでも。

瀬戸川模型工房  

五月連休が終わってから、ちょっと体調を崩しまして、ついでに鉄道模型を見るのが嫌になっちゃったのですが(ちょくちょくあります)、工作の意欲だけは高いままでした。
ですのでかねてから友人に製作を依頼され数年放置されたままだったガンプラをリハビリのつもりで作ることにしました。
種車はキュベレイ・Mk2です。紫のやつです。
最初は白無垢の花嫁姿にでもしようかなと思ったのですが、黒立ち上げのために真っ黒にしたら黒い和服の芸者風でもいいかー、などと考えたのですが、あーだこーだやっているうちにやっぱり紫っぽくなりました。


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ネットで見つけた「大理石風塗装」を真似て、換気扇用取り換えフィルターを使って、黒ベースに白を吹きました。
手芸用の綿を使ったら繊維が塗装面にこびりついて大失敗しました。
尚、このフィルターをもっと荒く引き裂いて使えば、もっと白っぽい塗面となるわけですが、塗っている途中で白無垢=モンシロチョウから黒っぽいオオムラサキのイメージが浮かんだので、あまり引き裂かずにエアブラシの圧を上げて隙間に吹き込みました。


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キュベレイの四枚の羽根には蝶の羽根の模様をあしらいます。
立体マスキングって難しい!
この画面の状態に前述のフィルターの網を重ねて白を吹き込みました。


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その上にダイヤモンドシルバー、クリアブルー、クリアパープルを吹き、後は光沢クリアでコーティングです。
もやもや感が大理石ではなく、御影石っぽいですね。狙い通りです。
この丸い紋はシルバー、ガンメタで影落とし、クリアオレンジ、クリアレッドで影という塗装です。
赤のスリットはガンメタ、クリアレッド、レッドでハイライトという三層塗り。

で、もう完成。



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ツヤは光沢クリアを二回吹きまでのもので、ほんとは鏡面仕上げとかキャンディ塗装までやるべきでしょうけど、リハビリなんでこんなところで勘弁。
後は友人にもう一度バラしてもらい、磨いてもらいましょう。w


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裏地を赤で塗ったので(赤い襦袢のつもり)スジには赤を入れてマスキング。胸当てのメタルレッドは剣道の赤胴のイメージです。ちらちらと隙間から見える赤を意識。


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蝶の柄はマスキングで一発ではカバーできなかったので、羽根の元と先の二回に分けてマスキング塗装です。どうです?Mk2以降の機体が「パピヨン(蝶)」と呼ばれる所以となったって勝手な設定です。

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後ろ姿はあまり汚すつもりがなかったのですが、黒をあちこちブラシしてます。太ももの金がポイント。後ろの羽根も柄を入れればよかったと反省です。

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光の当て方を変えるとさらにキラキラ光ります。ダイヤモンドシルバーのせいです。
全体的にドバーっとシルバーラインを吹くのではなく、羽根の柄の一枚一枚に銀をあしらったほうがよかったかも。こういう時はランダムに着色できるラップ塗装がいいかもですね。


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とまあ、リハビリの割には新しい塗装法の実験とかしちゃって、結構楽しかったです。
つーかMGシリーズはデカすぎて僕の撮影用BOXに入らんがね!
中途半端な画像ですみません。

ガンプラは子供の頃はアホみたいに朝から並んで買っては作って壊してをやってました。
そして大人になってからの作品はこのキュベレイが二作目ですので、どうぞお手柔らかな評価で願います。
なんせMGシリーズ完成させるの初めてなんです実は。w (大学の頃にハイザックを作りかけて諦めて家庭教師の教え子にあげちゃった)

というわけで五月という僕にとってのうだつの上がらない休みは終わりました。
ご依頼品をお待ちのお客様、原隊復帰いたしましたので、どうぞお許しくださいね。

瀬戸川模型工房  

この夏のワンフェスに行ったとき、同行した友人の娘さんから依頼がありまして、ちょっとフィギュアを塗ってみました。

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トカゲとイグアナのフィギュアです。
塗りやすいように穴を開けて棒を刺します。

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こういうのはまず奥になる色から塗ります。肌の奥の濃い色(皺のミゾ)の色はクリーム1号。

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今度はクリーム10号を塗りまして、皺の部分はあまり吹き付けません。

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イグアナはスカイブルー。これは旧高岡色です。
緑のトカゲは東北色の淡い緑。調色し直ししたものの試し吹きって感じ。

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腹に緑や青が回ってしまったので、もう一度クリーム10号を筆塗りです。

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クリームと緑の間をぼかすために、0.2mmのエアブラシを使用。
ところどころに黄色5号、頬紅と口の先に赤11号をふわっと吹きます。
目玉は爬虫類っぽくせずにつぶらな瞳にしました。(ピュアブラック)

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木の枝?はマホガニー。そしてネズミ一号でウォッシング。
さらに墨入れグレー、ブラウン、黒で陰影をつけます。

完成前に艶消しクリアを吹き、このイグアナは目玉にタミヤの艶出しニスを。

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コイツはボディを艶消しのままです。
後で木の枝を塗りますので、細かい筆塗りとなるわけですけど、黒い墨入れで、なんとなくいい感じかな。

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緑の方は、ボディに艶出しニスを塗りました。そしてあまり濃い墨入れをしてません。
イメージはアマガエルのツヤって感じですがどうしょう?

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木の枝はもっとリアルにするにはグレーを基調とするのですが、今回は二匹を目立たせるために、雨に濡れた小枝って感じでとどめました。

しかし使っている塗料のほとんどが鉄道カラーという。笑

だいたい僕は秋になると鉄道から離れてフィギュアに寄り道しますね。かつてはシンゴジラだったりT-REXだったり。

いいリハビリになりました。
さて、キハ28&58の四国色の注文が入りました。
年末に向けて、何とか間に合わせましょう!

瀬戸川模型工房 でした。




昨年作った「ソフビ改造シン・ゴジラ」をちょっと手直ししました。
歯が多少取れてしまったのと爪に迫力がなかったので、つくりかえです。

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眼球もなんか小さかったので少し大きくしたいですね。
牙も沢山生やしたので、白い髭っぽいし、爪はソフビのまんま。
気になっていたのですが、えい!っとばかりに切断・撤去しました。

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なんか変な軟体生物のようですが、エポキシパテを紙縒りのようにしてその両端を牙や爪に使うわけです。
わざと曲げて作ってそれらしくしておきます。
気持ち太めにしておこうかな。
丸いのは眼球でして、色んな大きさの中から選ぶ予定です。

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てなわけ目ん玉を変えて牙を付け替えしました。
太いのやら細いのやらがランダムに生えてます。
実際映画に使われた牙は、改造前の方が似ているのですけど、ちょっとオーバーな演出にしてみました。
やはり目を引くところですからね。
デフォルメが好きなんです。というかオリジナルにしてしまう悪い癖。

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爪もごらんのとおりに爪らしくしました。まだ汚し前ですね。
ここからこげ茶とか黒とかの墨入れをします。
基本は四本指ですけど、このシン・ゴジラはそこら中から爪が生えていてもいい設定みたいですね。

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牙にも汚しが入る予定で、目ん玉は白目のままにしました。
背ビレにつやが出てましたので、それも塗装しなおし。
現在は瀬戸市の某喫茶店で咆哮を上げております。
レンタル出張で当工房のPR活動中。w

でも飽きてきたのでそのうちホームページの在庫のところで販売されてるかもです。
お暇な方はチェックしてくださいね。


黒が足りなかったので、ドライブラシをさらに一時間。
全体の艶を落とすために艶消しクリアを吹きまくり、エナメルのブルーグレーで表面にハイライトを施しました。
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爪は特に加工せず、汚しで質感を出すのみに。
歯がなかったのでエポキシパテで紙縒り(こより)を作り、その先端だけを使いました。
約80本の田植え じゃなくてインプラントです。
もう細かいのなんのって。しかもこいつ、歯並びが悪いんですよね。
そして目入れダルマじゃないけど、目の玉をエポパテで作って入れ込み、墨入れして完成です!

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セトデンがぁあああ!
ってかこのスケールだと初代ゴジラの大きさなんですよね。
Nゲージの世界ならシンゴジラは80センチ超になり、このフィギュアにあわせるなら鉄道はTゲージ。
こりゃTゲージもそろえてヤシオリ作戦か!

工作としては、まあこんなもんでしょう。
元ソフビとは思えない質感にはなりました。
では劇的ビフォーアフター! 左がビフォーね。

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結構変わっていると思います。
首の延長や顔の整形もそうですけど、ソフビの表面に砂入りの溶きパテが地味に効いてます。
赤をなるべく抑えてオモチャっぽさを消し、歯の入れ替えと爪の汚し、背ビレの削り直しにしっぽの筋入り。
ちょっと歯の形状がイマイチですが、今度の公開運転会のお披露目には間に合いました。
この手の工作は自由度が高くて、いつもの鉄道車両とは脳みその違う部位を刺激してくれていいですね。
ただ、仕事ほったらかしにしちゃうのはダメですけどね。お許しください。

というわけで購入して3か月でなんとかゴールです。
ホッと一息。
散々遊んだら僕のことですからさっさと売っちゃうとは思うんですけど、売れるのかなぁ。
ヤフオクではみなさんも頑張って改造してますし、メーカーも凄い造形のシンゴジラを発売してきてます。
飽きたらホームページの在庫のところに掲載するでしょうから、その時はよろしくです。
そしてこのシンゴジラの造形も当工房の加工注文としてお請けしますよ。
価格は・・・・・いくらになるんだ?これ?
まあ、お問い合わせくださいね。


それではまた。

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えーいつのまにか頭部をもどして首の造形をしちゃってます。
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これはタミヤのエポキシパテ。
どうもダイソーの樹脂粘土はあとではがれてしまうので、もう使いません。あかんわ、この手の工作では。
首の筋肉や筋が頭をもたげて叫んだ時にどんな感じで伸びるのかを想像しながら造形しました。
この輪ゴムは接着の乾燥待ちのためのサポートですけど、痕がついちゃって修正しなくてはいけませんでした。

そして広島カープ日本シリーズ進出記念じゃないですけど、全体を一旦赤ゴジラにしました。
これはモデラーの方なら良くお分かりのドライブラシの前作業です。
そしてこの赤で造形の最終チェックをします。
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顔の凸凹があんまりなかったことに気づいて、瞬間接着パテを点々と盛り付けました。
あとは背びれの開口手術跡をもうちょっと目立たないようにしました。
手首の接合痕も消しましょう。
さて、ここから地獄のドライブラシです。

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光沢黒を筆に付けてとりあえず二時間ほどやってみました。
ちなみに赤はモンザレッドね。
背びれが赤のままだと別のウルトラ怪獣みたいです。
写真では結構黒いのですけど、まだまだ赤っぽいのです。
で、パンフなどを見ると、赤は黒い皮膚の隙間にちらちら見えるだけですんで、このままだと元のソフビと変わりません。
さらにドライブラシを進めます。
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通算三時間経過。
イライラしてきてドバーっと塗料を置いちゃったところもちらほらです。
でもまだ赤い。おいおい、一体何時間かかるんや。
ツヤありの黒はオモチャっぽい感じもするけど、これはこれでいい表現だなーと思いました。

要はこのシン・ゴジラをどれくらいの距離で見るか、が問題なのですね。
近くで見るなら・・・でもこいつはツヤは要らんかも。
Nゲージだと1/150ですので、1m離れてみれば現実世界では150m離れた風景になります。
となると車両にツヤはあんまり好ましくない。
でも間近で見たいとなると、ツヤは欲しくなります。
昨今のNゲージでも光沢をウレタン塗装でつやつやにしている車両模型もあり、それはNゲージャーの車両との距離が近くなっていることを意味していると思います。
コレクションがメインで走行とかを考えないなら、光沢はアリでもOKだと思うのです。
HOゲージならさらに高級モデル感を必要としている傾向にあるので、ツヤはあった方がいいかも。
でも大パノラマで走行させるのなら、ツヤは落として仕上げるでしょうね。
その辺のニーズを当工房もちゃんと捉えていきたいです。

さて、このシン・ゴジラも30日の一般公開運転会でのお披露目に向かってラストスパートです。
ですが、ちょっとその前に・・・
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アングル変えて撮影してみたり。
夜に近所jの赤いネオンの前でローアングルしてみたり。
光沢のあるうちにライティングで楽しんでみたり。

ついつい遊んじゃいますね。w

次回は最終回ですよん。

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しばらく時間が空きました。顔の表面に塗りたくった瞬間接着剤タイプの造形パテをリューターで削ったところです。
凸凹が岩石のようになってますので、ソフビの表面では不満。
そしてソフビではリューターをかけると毛羽立つので、このパテをカバーして造形しやすくしたわけです。
これ、使えます。

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嗚呼、手が!手がぁぁあああ!
と上向きになってないので切り落としました。
この辺の加工もサクサクやれちゃうのがソフビのいいところなんですね。

さて、顔です。

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というか口の中なんですけど、上下のあごをつなげる筋肉がむき出しになってましたので、まずはそこをエポキシパテで作ってみました。なんか効果ありそうですね。

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その両頬の裏側の筋肉を残しつつ、口内の波動砲発射口を造形してみました。
というか巨神兵のビーム発射口? この段階では粗っぽく形作ってます。

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シンゴジラは割りと口がかぱーんと開いてる感じがしたので、ほんのちょっとだけエラあたりの骨格を強調してみました。後でバランスが悪かったら削ればいいし。
でもこのままだとヘビっぽかったので。
そして歯茎も少しだけ肉盛りしてます。

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口腔外科医になりきりモードで口内を造形です。
作ってみて元原型師のオヤジに見せびらかして楽しんでましたが、なんか迫力がない。
口の中のひだひだが強調されてません。
この開口の段階では結構口内の発射段階も進んでます。
もっとひだひだが伸びて広がり、大きくなっていないと。

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てなわけで肉盛りし直しです。
ひだは外側から作り、口の中の壁と一体にならないように盛り上げてべろべろ状態にしながら、内側にさらにひだを作り、寄せては延ばすみたいなことを繰り返しました。
固まってからの削りだしがしにくい場所ですので、なるべく造形時にテクスチャーを整えました。
もう劇場パンフを見まくりです。
まあ、この辺でいいのでないかな。
あれ?最初に作った頬の内側の筋肉が・・・・・どっかいっちゃった。w

つづく

毎日工作してますが、鉄道模型から離れがちなのがいかんですね。
今月末は我がサークルで公開運転会があって、補修したいモジュールレイアウトもあるし、新作ジオラマも作りたいし、肝心の仕事はなんかストップしちゃってます。
なにか一つのことが引っかかると先に進めなくて、常磐線のクハ401はどうも釈然としないところで3か月止まってます。
でもま、いつも始めてしまえばさっさと解決するんですけどね。
それに新潟祭りが再来してます。
急行色とかキハ40青ひげとかニーズが増えてます。
早く原隊復帰しないと。

しかし今はシンゴジラでエンジンかかっちゃってますから、進めましょう。

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頭に行く前にしっぽのテクスチャーがイマイチだったので、ニードルでスクラッチしました。
このひっかき傷、二時間もかかったっす。しっぽだけですけどね。
でも表情がぐっと良くなりました。
後はこのスクラッチを消さないように塗装しないと。

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頭を仮付けしてみます。
雄たけびを上げた顔にしたいので、こんな感じでしょうか。
首がスカスカに空いてますね。
というので埋めておきましょう。

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例のダイソーの樹脂粘土です。
こいつで首を延長しようと思ったわけですけど、盛り付けた量が多かったので、乾燥硬化までに一晩以上かかりました。
でもなんか柔らかいですね。この粘土、こういう造形には向かないのかな。
首の中に骨を入れて、表皮だけをこの粘土にすればよかったかも。

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上下のあごの内側を成型します。
下はエポキシパテで作ったのでルーターで筋彫りです。
上あごの中は樹脂粘土に傷をつけて、コテでボコボコにしておきます。

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頭部の表面もごつごつさせたいので、ソフビのままでは削ることもできません。
ですので、瞬間接着剤系の造形パテを塗りたくって、あとでナイフとかで削れるようにしておきます。
これぐらい大口を開けていれば、口内の成型もできそうなので上下を接着。

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ガバーっと開けた口の頬にあたる部分をエポキシパテで造形します。
こっちの方が薄く削りやすいですね。

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なかなかのポーズになりました。

お次は口内の造形です。

つづくー

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