瀬戸川模型工房のブログ

東京・練馬で鉄道模型専門の模型工房をやってます。主に工作日記と乗り鉄・取材の日記を載せてます。お問い合わせはこちらです。https://tomox14.jimdo.com/

カテゴリ: キハ41

前回のキハ41第三弾から3ヶ月以上はかかりましたけど、第四弾です。
たぶんこれで自分が出品のために作るキハ41は最終となるでしょう。
そのせい?か、今回は気合を入れてみました。

今回使用した改造妻面はバルディローズさんのです。
今まで使っていたキッチンさんのパーツと違い、側面のカットの位置が違います。
そのため、小窓を一つ埋める手間がなくなりました。これ、意外と大きいポイントです。
エッチング板をコの字にハンダ付けで組みました。
メーカー推奨は瞬間接着剤ですけど、なんとなくいつものクセで。
きっちりと直角や水平を出して行きますが、ここでポイントは内側の角にハンダを流しすぎないことです。
ハンダが多すぎると、後で窓ガラス用の透明セルが壁に密着して貼れなくなります。

そのコの字をボディーに接着するのですが、今回は瞬間接着剤のみで接着してみました。
メーカーの説明書の通りのやり方です。
これ、自分の予想以上にしっかり接着できました。
裏板もなしで、何度も瞬間接着剤を流し込むのですけど、その後の組立の取り扱いでも亀裂が入ったりしませんでした。
おかげで今回の接合面はかなりいい線行ってます。
もっとも、面を出すのにMrホビーのコードレス・ポリッシャーを使ったりしてることもかなり効果的で、雨樋を傷めることなくできました。

まあ、このバルディローズ製のパーツはすでに手すり用の穴が空いているので否応なく手すり別パーツ化しなくてはならないのですけど、まあこれで作り収めか、などと思いながら進めました。

さて、今回も改造面の点灯化を狙います。
これは僕がやった工作例ですので、参考にしてみてください。(参考になるのかな)

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いきなり汚い画像ですけど、これは裡面にTOMIXの方向幕パーツを接着したところです。
表面の字をヤスリ落とし、ウラ面を0・5mm程削ぎ落としてます。
そこに黒のシリコン系接着剤で留めてしまうのですけど、もちろん導光部分にはボンドを付けないように。
この黒のシリコンで光漏れをある程度軽減させる狙いです。

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これは予備で買っておいたTOMIXのライトユニットです。黄色の丸の部分に接着剤をつけて、改造妻面の上部にあるヘッドライト穴に上手くハマる位置で接着してしまいます。
パーツのままだと導光材が広がりすぎてしまうからです。
位置決めは改造妻面の表側にこのユニットを持っていき、穴に導光材を仮にハメておいて、接着剤で固定すれば簡単に位置決めできます。
なお、画像の下部にある黄色い矢印はテールランプ用のグラスファイバー。

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ライトユニットを本来の車体裏側から差し入れ接着固定してしまいます。
グラスファイバー(0.75mm径)をテールライトリム(タヴァサ製)に通しながら行うのですが、ライトユニットには先に加工が必要です。
導光材を通す穴(∮0.8mm)を開け、グラスファイバーを通すのですけど、光をよく取り入れるため、切り口を斜めにし、綺麗にヤスリがけしておいて、赤のサインペンで塗っておきます。
画像の黄色い丸の中にほんの少し顔を出してますね。
余ったグラスファイバーを少し余したところでニッパーカット。表面をペーパーで磨き、ここにも赤サインペンで着色。
そしてライトケースの中にグラスファイバーを押し込みます。

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塗装し終えたボディに何度も力を加えて保持したりしますので、ヒビとか入らないかとヒヤヒヤになりながら進めなくてはならないのが、この手の工作の宿命です。
仕上げている最中にタラコのキハ41の方は病院送りになってしまいました。
スカートはなるべく上にあげたいので、ジャンパー栓を一つ切り落とし、残り2つの根元に0.3mmほどの溝を切り込んでスカートを着けます。これは先ほどの黒のシリコン系接着剤です。
方向幕は美軌模型さんのステッカー。
ちなみに点灯用のライトは、TOMIXの基板にチップLEDとスイッチ、抵抗をハンダ付けしてあります。
これは第三弾の時と同じです。
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今回の接合は及第点でしょう。四回目(8両目)にしてやっとここまで・・・・
あ、ドア横の点検蓋とサボ受けはパーツ化してます。
でないときっちりポリッシャーが当てれないので。
トイレタンクはTOMIXのなんかのパーツです。

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う!ジャンパー栓がついてない!パーツの在庫がない!
それに側面スピーカーやドアボタンもついてませんね。
なんかもうタラコが一部やり直しになったりして、クタクタになってきたので、とりあえず半完成でUPしました。
ちなみに右隣はキハ40-2007です。同じくフル手すり化。
こいつらは今月末から開催される名古屋駅の上のデパートでの鉄道イベントに並ぶ予定です。
そこで即売する予定です。(タラコもなんとか間に合わせたい)
というわけで「瀬戸川模型工房」という名前でNゲージが置いてあったら、根こそぎ買ってくださいお願いします。
なお、こんなキハ41でもいいから作ってー!という方は、

・ tomox14あっとまーくyahoo.co.jp に「模型製作」というタイトル付きでメールをください。
このタイトルがついてないと自動的に削除します。

売れ残ったらアキバのGMさんに、置いてくれないかなぁ・・・・

というわけでよろしくです!

新たに取り組んできましたキハ41の工作が半年経ってやっと完成しました。

キハ41 2001  (M) タラコ色

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TOMIX キハ47-1000 岡山からの改造です。
魔改造された切妻はkitchenのコンバージョンパーツ。スカートはヴァルディローズのキットに含まれているものを使いました。

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インレタもヴァルディローズです。スカートの柱?は歪んでますけど既に直しました。
行き先方向は美軌模型のシールで透過性があります。
そして、このキハ41の第三弾工作はこの改造運転面もライトが点灯出来るようにしました。

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ちょっとスイッチと抵抗が大きいですけど、あんまり目立ちませんのでご容赦を。
キハ47からの改造ですので、チップLEDは自分で半田付けです。
そしてライトユニットはかなり切り詰めて改造運転面に合わせました。ゴム系ボンドで接着してあります。
ちょっとテールライトの光量が少ないですけど。

キハ41-2004 (M)

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うう、車体表面にホコリがついっちゃっててゴメンなさい。でも塗装で巻き込んでるわけではないです。
これも同じ点灯仕様です。

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この写真より現状はもうすこし光のモレが少なくなってます。

同じロットで製作したキハ47-1 (T)もあります。

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この二両が編成を組んだかどうかは知りませんが、昨今はキハ47のタラコの完成品が発売されてますので、混成にしたら似合いそうですね。

これでキハ41の工作は点灯化までこぎつけました。
ちょっと材料費がかかりすぎちゃってますね。
下回りをキハ40に変えればもっと楽に点灯化できると思いますが、なんせ二両潰すってのも・・・・

次回はヴァルディローズのコンバージョンパーツを使って作ろうと思ってますけど、またまた半年はかかるでしょうね。
今回のデータはちゃんと記録したのですけど。

近日ヤフオク出品予定です。よろしくお願いします。
オークション出品者のIDは  tomox14 です。

てなわけで紆余曲折?の後に約一年後の完成となりました。
 
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キハ41-2005 M
 
なんかちょっと傾いて写ってますけど大丈夫です。
このワインレッドにはお世話になりましたが、この工作を初めてからの色合いとはかなり違ってます。
三回も現地取材をして、実物の焼けてしまったこのワインレッドがもう赤に近くなっていることとか、緑の色が松葉をイメージしている割にダークなのとか、改良に改良を重ねたカラーリングです。
今や一番納得した発色です。
切り妻のほうはライトなしです。
ジャンパー栓は銀河のモノです。継ぎ目もうまくいったほうですね。ちょっと筋があるかな。
スカートは下回りに接着されてますので、上下の分離が可能。タンクはゴム系で接着。
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サイドはスピーカーとドアボタンをつけました。
この塗装は白のサーフェイサー、キャラクターレッドの上にオリジナルのワインレッドを塗装してます。
そのあとに緑を吹いて、そして屋根はダークグレイ。
アンテナはKATOのほうが好きなので替えました。
 
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方向幕には付属のものをつけておきました。
銀河のジャンパー栓がいいアクセントになってます。
ナンバーはトレジャーの西日本更新103系辺りのものから無理やり並べました。
このセットには「キハ」が四つ含まれるので、このキハ41ができるのですけど、今は他のメーカーがインレタをだしてくれてるのかしら?
 
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同時期に作った40-2008と並べますと、若干色が違って見えますね。
この40は先週終了した出品のものとは別です。こちらにもドアボタンとスピーカーをお揃いでつけてます。
T車なので連結させて走らせるといいかもです。
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さてお次はタラコです。
 
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キハ41-2002 T
 
西日本更新のタラコ色はややオレンジに振ってまして、TOMIXの製品の朱色5号はくすんでます。
ちょっとその辺が気に入らないので、明るいタラコにしました。
白を吹いたあとのオリジナル色です。
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残念なことに、こちらは一見わからない細かな傷が多いことと、つなぎ目がイマイチなのです。
ですから出品するならスタートはそういう価格でスタートです。
みなさん、その辺は了承のうえでお願いしますね。
やはり長期間の放置はこういう面でもよくないのですね。塗装はボディの樹脂をカバーするためにもあるのです。
 
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実車に基づいて、タイフォンカバーの形状を合わせ、凹みをつけました。
こちらのジャンパーはタヴァサの蓋で表現してます。
ドアボタンとスピーカーも側面に着けました。
 
さて、反省です。
今回使ったTOMIXはボディの樹脂が薄く、そして柔らかいのが特徴ですので、第一弾のKATOのような硬い樹脂相手にする加工よりもデリケートにしなくてはいけません。
そして合わせ目を仕上げては白やグレーを塗って調整して、また落としての繰り返しは、TOMIXの樹脂では何回も耐えられません。
すなわち一発勝負ぐらいのつもりでやらないとドンドンだめになってしまいます。
そして塗装をはがしたボディは傷つきやすいので、できることなら工作は手早く短期間に行いたいものです。
まったく。
点灯化のためにはさらなる思考錯誤が必要となるので、リスクは高いですけど、いつかはやってみたいです。
KATOから起こした第一弾よりも十倍ほど時間を食ってしまいましたが、タラコはともかく、ワインレッドのほうはまずまずでしょう。
最近はヴァルディローズ社からも改造キットが出てます。
工作方法を読むと、瞬間接着剤のイモ付けを推奨してます。
構造の保持としては屋根板との一体による剛性を目指してます。
確かにそれもアリかもしれません。衝撃はNGですね。
裏板をプラ板で作ってボディ側に溶着し、真鍮側にはエポキシ接着でもすればかなりいいかもしれませんね。
どちらにしろ、コンバージョンキットをうまくコンスタントに作れる方法をなんとか確立したいものですね。


 
さて、この二品とキハ40-2008の三点は週末にヤフオクに出品予定です。
オークションIDは tomox14 です。
見かけたらポチット入札しといてください。
 
ではまたー。
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久しぶりにキハ41です。
 
えー、過去のブログを読み返しますと、昨年の8月に着工してから、10月の中ごろで放置プレイに入ってました。
順調に組みあがっていたのですけど、その時急にやる気をなくしてしまったのか、今の今まで箱の中で眠ることになったのです。
ええ、心の中ではちゃんと存在してましたよ。
それがだんだんプレッシャーになっていき、格納された箱はどんどんと新しい”仕掛品”の山に埋もれる始末。
なんか、こういうときって、言い訳を作るもんですよね。
やれ、黒い瞬間接着剤でないとダメだ、とか。
電動回転歯ブラシみたいなポリッシャーがないと出来ないとか。
弱い人間ですよ、僕も。
 
そしてそれら二つを購入したのだから、早いところその箱を掘り起こしてやれよ、と心の誰かが告げたので、とうとう再開したのです。
ああ、なんて長い前置き(言い訳)なんだろ。
 
さて、今回使ったのはキッチンのキハ41全面パーツ、そしてTOMIXのキハ47-1000西日本更新です。
当時は広島色しか発売されてませんでしたので、塗装剥離から始めました。
それでは再開したところからです。
 
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難航したのはやはりコンバージョンキットの宿命であるつなぎ合わせの部分です。
塗装寸前ではがれました。
調子をみるのに何度もサーフェイサーを吹いたので、モールドも埋まりがち。
さっぱりとそれらを落として真鍮の地金がみえるところまで持って行ってからのリスタートでした。
点灯化をもくろんだのですけど、今回もあきらめです。キットに含まれていないライトのパーツに、TOMIXのライトユニットが入らなかったのが原因です。
そして継ぎ目消しには”黒い”瞬間接着剤。プラパテなどは使いません。
磨きだしには”回転式ポリッシャー”。こいつの威力は半端ないです。
あっという間に問題点が解決してしまい、いったい何を悩んでいたのか理解に苦しみながら、最近マイブームのジャンパー栓と放送用ケーブルなどをつけてみることにしました。
 
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特定番号を41-2002(タラコ)と41-2005(ワインレッド)に決め、それぞれの特徴に合わせて加工です。
前面の凹みやタイフォンカバー、そしてジャンパー栓ですね。奥の2005のジャンパーは銀河のパーツをおごりました。
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これは切妻のほうのスカートです。
TNカプラーにゴム系で接着しました。2002のタラコはもうスカートの形状が変わっているみたいですけど、このキットに付属したもので我慢しましょう。
TNカプラーに着くホースも一本削り落とさないとつけれませんでした。残念
そしてカプラーの後ろにはトイレタンクです。485系のモノから流用しました。
 
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あらかた塗装が終わった後の妻面運転席内部です。
ライトユニットのために天井板を切り欠いてありますが、これは今後の工作で、ライトが無くても必要かどうか考えましょう。
そして窓ガラスを接着する糊しろが少ないので、この後大変に苦労するわけです。
これは僕がボディ強度を保つためにプラの妻面を残していることが災いになっています。
当然天井板もないので必要最低限の強度ですが、透明セルを貼るのが困難になるわけです。
いっそのことボディを完全に切断してしまったほうが良いのかもしれません。
そして、この前面の真鍮板は半田でコの字型に組むことをお勧めします。
ボディとの継ぎ目に関しては、なんらかの強度維持対策を考えなくてはならないですけど。
 
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タラコに塗った2002です。
ジャンパーに刺さっているのは極細の電気コードです。裏からしっかり接着してますのでほとんど抜けません。
そしてこれがうまい具合にたわむので、脱着のときにも支障がないのです。
まあ下回りには穴もあけずに空いているところに差し込むだけですけど、十分雰囲気はでます。
(最近のブログではこの加工が僕の主流になってます)
隣の放送用ケーブルは洋白線ですので強いです。ボディ側に極細パイプで受けが作ってありますので、ただぶっ刺しただけではありません。
 
てな感じで半年もウダウダしていた問題が、たった二日で解決してしまい、いよいよ完成とあいなったわけです。
 
いったいなにをやっていたんでしょうね。笑
 
次回は完成写真と反省会です。

しばらく間が空きました。いろいろありました。
側面のステップ(ぺんぺん草?)を取り付けないと、穴が開いたままです。

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このあと折り曲げました。
プライマーを塗ってからサーフェイサーを吹くと、下地の処理が気なるところが多発です。
何度も何度も確認してはサーフェイサーを吹いて、やっと塗装へGO。

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ここまで来て、側面のサボ受けとかワンマンスピーカーがないのに気付いちゃったよこれが。

そして緑、ワインレッド、屋根を塗り完成です。
(もー勢いがあったんで途中の画像はありません。w)

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増設側のスカートに気に入るものが無く、GMのパーツで103関西更新のものが合うらしいのですけど、在庫がまったくありません。
TNカプラーを装着しておいたので、これはスカートが入手できたらパチンとつけるしかないですね。
キッチンの更新窓、クーラー、くろまやのインレタ、そして今回のナンバーのインレタは現行関西仕様のレタリングのものにしました。2003号機です。

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同じくして作っていた更新40と並べて見ます。うーん、魔改造ですねー。
どうやらどこかの会社がこの豊岡色のキハ47を限定で販売するそうですけど・・・
ま、まけないもんね!

というわけで御依頼主さま。こんな感じで仕上がりました。
ながらくお待たせしてすみませんでした。
いろいろ勉強になったキハ41製作でした。

えーと、かなり期間が空いてしまいました。乗り鉄してたもんで。
前回悩んでましたエッチング板をどう組もうか、ですが、イモ付けでは精度も強度も大して期待通りに出来ないだろうということで、接着剤取り付けにしました。
薄く削ったボディーにさらに接着剤流し込み用の穴を開け、瞬間接着剤で側面から一枚ずつ貼っていきます。
当然表面に段差が出来ないように進めていくわけですので、なんどもヤスリを入れなおししたりして行います。

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このときに失敗。
レンズケースが納まる穴が、ちゃんと納めれるか確認しておかなかったのです。
なーに、後でドリルで穴を拡張すれば、と思ってますと、そのドリルの振動で妻面が簡単にめくれてしまいます。
手すり用の穴までさらう必要はありませんけど、大物パーツの取り付け穴は接着前に開けておかないと。

側面の段差を消すために、瞬間接着剤をパテがわりにして盛っては削るの繰り返し。
ここで問題になるのは、上手くいっているか確認し難い点です。
薄くグレーを吹いて・・・もいいのですけど、できればあとでシンナーで落としたくないので(樹脂が弱くなるから)、プライマー下地を塗るまで塗料は乗せたくないのです。
でもま、なんとか面が出たみたいです。

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金属面を徹底的に磨きます。
接着剤のカスはもちろんのこと、古くて変色した部分もクレンザーなどで落します。
こういうこともある程度組む前にやっとけっちゅーの。
ヘッドライト、テールライトのパーツはそれぞれタヴァサのものです。手すりはトレジャータウン製。
これを収めた時点で今回はライト点灯はパスと決定。
ライトのリムが裏側に大きすぎてますので、ライトユニットが収まらないと判断しました。
表面に出る部分は問題ありませんけどね。

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強度を増すためにも屋根を接着します。オデコの部分に瞬間接着剤を盛ります。
屋根パーツをルーターで一部薄く削る必要があります。(ライトケースが邪魔する)
さて、次回はいよいよ塗装かな。問題なければ。笑


つづく

先週の連続猛暑日ですっかり夏バテしてました。今週も水曜あたりからやっと工作再開です。
というところで、前回忘れていた大窓埋めはとっくに済ませてあるのでそこからです。

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銘わぁくすの説明書には切断ラインが大まかにかかれてあったのですけど、こういった箱物の片口を切り落とすというのは、どうしても構造上よろしくないと判断し、とりあえず必要でも不要でも窓を全て埋め、強固なものにしてから不要なものを落していくことにしました。
プラ板は裏からの溶着でがっちりくっついてます。

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新運転側(二次側というの?)に開口部を大体書き込んで置きます。
この画像では盛った瞬間接着剤や継ぎ目はすでに落してありますが、側面の縦のケガキ線からキットの真鍮板が接着されてくるので、ケガキ線から妻面までは薄く削る予定です。
開口を先に作らずに、薄さを先に求めてから窓開けしていきます。
黒く塗った窓の位置が削れてなくなりますので、四方をドリルで穴を開けて置きます。

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実車のどこにこんな壁があるのか分かりませんが、これは作業中の破損を防ぐために設置しました。
ただ、これも瞬間接着剤で固定してますので、全ての作業が終ったら外します。溶着ですとちょっと厄介ですけど、瞬間接着剤ならば、上手くいけばパキンと取れてくれるハズ。

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パーツの運転席面をハンダ付けします。赤丸の部分はドリルで開けました。
このキットは接着剤組み立てを主としているので、ハンダ工作用の穴が無いためです。
少しハンダ付けして仮止めにし、裏返して顔を確認してから本流しです。

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側面、正面のパーツを当てながら、干渉するところを全て地道に削り、開口部を設置。
ギリギリの大きさの開口ですと、後で窓ガラスを嵌める時、ノリシロがなくてこまるので、多めにあけて置きます。
おや、両側面の一番端の大窓はどうやら埋める必要は無かったみたいですね。
ま、この教訓は次回のときに・・・・(次回があるのか?)
今回はライト点灯は考えてませんが、気分的に一応ライト部分は穴を用意して置きます。

さて、現在はパーツ三面を先にハンダ付けして置くか、それとも一面づつ接着剤固定しながら様子をみるか考え中。
きっちり直角に組めるなら、ハンダ付けの方が角の継ぎ目処理が楽だし、強度も保てますけど、イモ付けだもんなー。

つづく



銀メッキを取ったクリアパーツで、更新改造車になって埋めてなくなった戸袋窓のガラスを削り取っておきます。

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ヤスリと削ってもいいのですけど、横のガラスに傷をつけたら嫌なので、平刀でゴリゴリと落します。
特にキハ41は元の連結面に運転台をつけた仕様となってますので、その辺の窓ガラスも不要になるわけですが、それは切断しちゃってもいいのかもしれません。
その辺は現物を見て、下回りとの組みあがりとの絡みを確認してからでいいでしょう。

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ボディーの吸気口ルーバーを埋めます。
いままで色んなパテとか使いましたけど、結局瞬間接着剤が一番信頼が置けるので、それで埋めます。
硬くなりすぎるので、ある程度は粗目の金属ヤスリで進めます。
この際、ボディーをボキッとやらないように、ウレタンをボディーのなかに入れて作業します。
このウレタンは、ブックケースに使われている不要なウレタンです。

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戸袋窓をプラ板(1ミリ厚)でうめ、裏側にはセメント、表からは瞬間接着剤を流して固めます。
小判型の戸袋の開口をきっちり長方形にしておいてからプラ板をはめ込むと簡単ですね。
ついでにタブレット保護板も削っておきます。

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他を傷つけないように、金属ヤスリ→240番→400→600→1000と磨いていきます。
画像では埋めるはずの戸袋が透明プラ板になってます。とくに意味は無いです。
瞬間接着剤を盛った部分をツライチにするのには、元の塗装の朱色が消えてしまうぐらいの削りが必要です。
この画像は途中ですね。なかなか硬くて削れません。
このときついでに窓枠が消失します。サボ受けなんかもね。

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コレくらい削って、やっと埋めた部分の隙間も段差も無い状態です。ルーバーの当たりも綺麗に埋まってます。
ここでふと気付くと・・・・・

今回はキハ41だから連結面側の大窓は両側とも二枚は埋めるか切断じゃん!

うう、いつもの更新47を作るノリで戸袋窓だけに集中してました。ははは
てなわけで次回は大窓を埋めたところからでーす。

つづく

キハ40系列ばかりを追い求めていますと、やはりこの形式にぶち当たるのは必然ですね。
西の魔改造車、キハ41です。
最初に見たのは二年前の和田山だったかしら。
和田山には数回行ったのですけど、画像がどっかにいっちゃいましたんで、ネットの画像を参考に作ります。

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使うのはKATOのキハ47-1000です。
まずは屋根のベンチレーターをニッパーでカット。
このときにすでに後悔したのは、この種車が旧製品だったってこと。
旧製品(電球&Hゴム銀)はすでに樹脂に柔軟性がなくなり劣化しているので、ねじりなどの力に弱いことが多いのです。もちろん塗装を剥ぐなんてしたら、ボディーなんか一発でヒビがはいっちゃうかも。
手元にもっと新しいロットがあったので、そちらを使えばよかったとのっけから反省です。

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ベンチレーターの切りすぎず、少し残る程度にしておいて、屋根に開いた穴をプラ板で埋めます。
ここは1.5ミリ厚のプラ板を棒状に切って、断面が小判型になるようにヤスっておいた物を使います。
15センチも作っておけば、10両分ぐらい工作できます。そんなにする人いないと思いますけどね。
ま、僕は西日本更新車を鬼のように作っていたので、いちいち一つずつプラ板を切って嵌めるなんてやってられなかったのです。(ちなみに一年間で50両は更新車を作りました。キッチンの窓枠50セットがもう在庫ないですから)

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セメント系の接着剤を塗ってつっこみ、カット。このときに屋根の裏側が面イチになるように心がけます。
はみ出しているとボディーに干渉し、それをノミで削るときにバキっと屋根を割ることがあるからです。下手なんで。
表面に出た部分はヤスリがけで削りやすいのです。
セメント系で溶着し、表面は瞬間接着剤で隙間埋めです。

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その間に窓パーツの銀メッキを落します。
IPAに漬けた窓パーツを容器ごと湯銭します。3,4分でOK。すぐに筆で簡単に銀メッキだけが落ちます。
これは更新車の窓に、製品の窓桟のメッキが不要だから行う工程でして、以前は窓桟のモールドごとヤスリで削り落していたのです。
しかしいくら4000番ぐらいまでペーパーがけしても仕上げのクリアを吹いても、窓ガラスの透明度は完璧には復活しないので、最近では銀色の桟だけを目立たなくしてOKということにしてます。
側面にはキッチンの窓桟を貼り付けますので、モールドそのものが残っていてもあまり目立たず、許せる範囲と判断してます。

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あっという間にメッキは剥がれます。
IPAを温めるということで、アルコールが活性化されて塗装を落し易くします。たぶん。
長時間漬け込んで樹脂そのものに侵食するよりかは手早くてよいのですが、これも旧製品やTOMIXのボディーを剥離するには要注意です。
パキっとひびが入ったらパーです。
ですから僕はTOMIXの車両には塗装剥離の工程を取りません。サーフェイサー処理します。
あと、塗り替えた車両なんかは、自分が塗った塗料だけを落したいときにこの技法は効果的です。
ラッカー系(クレオス、ガイアなど)はこの湯銭IPAでものの5分ほどで落ちはじめます。
古歯ブラシでサクサクとれます。
そしてすばやく水洗いですね。樹脂を痛めないようにです。


さて、お次はボディーの加工です。

つづく


****注意!!****

IPA(イソ・プロピル・アルコール)は11℃でも発火してしまう、大変に危険なアルコールです。取り扱う時は十分に気をつけてください。
湯銭ならまだしも、直接火にかけるなんてことは絶対に避けてください。家を失います。
また、この作業に関しての当方での責任は一切持ちませんので、自己判断と自己責任で行ってください。

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